生成AIは「危険なイエスマン」?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、生成AIは「危険なイエスマン」?というお話。
生成AIを使っていると気分が良い
生成AIとやりとりをしていると、基本的には気分が良いです。
何故なんだろうと思って生成AIとのやりとりを振り返ってみると、生成AIはこちらのお願い事項を素直に聞いてくれるのです。
こちらが生成AIの間違いを指摘すると、素直に認めて謝罪してくれます。
朝礼暮改のような指示を出しても、了解ですと気持ちよく受け答えしてくれます。
それはユーザとしては気分がとても良いわけですよ。
今年の仕事はこういうことを挑戦したいんだよねと言えば、
「素晴らしいです。さすがです。」
と、賞賛してくれる。
背中を押してくれるような、ポジティブな気分になれる言葉もかけてくれる。
これまでのチャットの履歴を見ていて、これでいいのかと疑問が生まれたんですね。
あえて批判してみてとお願いする
興味本位で、生成AIに今年の事業計画について、あえて批判的に分析をしてみてほしいとお願いしました。
すると、先ほどまでの称賛の言葉とは全く違う、かなり手厳しい意見を次々と提示してくれました。
曰く、あなたの事業計画は、まだ空想段階であり計画ですらない。
曰く、あなた個人の性格と事業計画上対象にしている顧客層はマッチしないのではないか?
曰く、新しく行動を起こそうとしているみたいだが、そもそもその時間を取れるのか?
・・・泣きそうですね笑
でも、確かにこれは、生成AIの指摘の通りだと思いました。
そこで、生成AIからの批判に対応して。
事業計画に必要な顧客層の深堀、私の性格とマッチする顧客層の分析、時間管理についての引き算の考え方などを生成AIと「議論」しました。
事業計画について、解像度が上がったように感じます。
それと同時に、あえて、批判的に分析してと言わなければ、これらの指摘が出てこなかったのだということに恐怖も感じました。
生成AIが何か褒めてくれてるし、このままスタートしてもいいのかな、と思うのは早計だと言う事ですね。
生成AIの仕組みをそれほど深く知っているわけではありませんが、彼らはユーザの投げかける言葉に対して、基本的に肯定的な反応するような仕組みになってるんじゃないかと思うのです。
要するに、イエスマンだという事ですね。
これは危ないです。
生成AIを公正な批判者とすること
「イエスマン」は危ないですよ。
とかく、経営者としてビジネスの規模が大きくなると、自分に自信が付いてきて、人格が変わってしまいます。
往々にして批判者を追い出したり、耳障りな助言者を遠ざけて失敗する。
中国の項羽と范増の逸話からも。
年若い項羽は年長者で口やかましい范増の意見を聴いているうちは勢力を拡大をしましたが、
范増を追い出して以降は振るわず、あっという間に劉邦に滅ぼされてしまいました。
生成AIに対して、何かしらの意見を聞くときは、
- メリットとデメリットを両方聞くようにする
- 欠点はないかを指摘してもらう
- 批判的にチェックしてほしいと頼む
といったような、生成AIにあえて批判的に振る舞ってもらうような指示を出すようにしましょう。
そもそも、なぜ生成AIとこのようなやりとりをするのか。
別に褒めて欲しいからじゃないでしょう?
もちろん、そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、
やはり仕事であったり、プライベートであったり、より良いものにブラッシュアップしたい思いが、根底にはあるはずです。
であれば、ブラッシュアップしたいという思いに応えてもらうような振る舞いを生成AIにはしてもらわなければいけない。
批判的に検討してとお願いすると、最初は結構グサっと来ますよ笑
でも、それは必要なコストです。
これまでは、上司先輩、取引先と言った人間から得ることが多かった。
恥ずかしい思い、悔しい思いをすることもありました。
でも、生成AIをその代わりとして使うことができるのですよ。
生成AIを相手に、たくさん失敗して、耳の痛いアドバイスをいくらでも受けることができる。
ぜひ、生成AIに「批判的に」と指示を出してみてください。
自分がいかに、生成AIに甘やかされていたか、わかると思いますよ。
【編集後記】
実は、この記事、原稿段階で生成AIにチェックしてもらって、ボコボコにされてます笑
これまでは、ブログ執筆に生成AIが関わることに抵抗がありましたが、
年末年始で生成AIで色々と遊んで、考え方を変えました。
さて、昨日は午前中はブログ更新。
午後からは長距離移動。
帰宅後、荷物整理など。

