意外と、税金は払った方がお金が残る

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、意外と、税金は払った方がお金が残る、というお話。

節税について金額で見てみる

「節税」・・・

個人事業主であれば、ほとんどの方が興味を抱いていると思います。

その名を冠した書籍や情報はたくさん世の中にあふれていますね。

基本的には、個人事業主の節税というからには、

やはり「経費を増やすこと」が王道です。

・・・もちろん、事業に必要な経費、ですよ笑

間違っても、架空の取引や金額の水増しには手を出さないように。(脱税です)

さて、節税というからには、

支払う税金の金額を少なくして、手元のお金を増やしたい、

という願望がありますよね。

そう、あくまで目的は「手元のお金を増やす」こと。

その観点から、実際に計算をしてみましょうか。

必要経費を100万円増やしたとする

必要経費を100万円増やすと、事業所得が100万円減ります。

引いては、税金がかかる所得が100万円減る、ということ。

ここから、実際に計算していきますよ。

まず、所得税の税率が10%とすると、所得税が10万円減ります。

次に、個人住民税の税率も10%ですから、個人住民税も10万円減ります。

この上、個人事業税もありますね。税率は5%とすると、5万円減ります。

さらに、消費税の課税事業者であれば、税務署に納める消費税が約9万円減ります。

そういえば、国民健康保険料もありましたね。介護保険なんかも含めて約13万円、保険料が減少します。

合計で、47万円の税負担が減ります

やったね!

結局、手元資金はどうなった?

経費100万円を使って、将来の税金を47万円減らした。

ここを、どう考えるか?

47万円トクした!

それは間違いではないけれど、手元からは100万円の現金が一時的に消えているわけです。

将来の税金を47万円減らすことと引き換えに、

たった今目の前の現金が100万円減った。

もし、この経費100万円を使わず、税金をそのまま支払ったとしても、

差し引き53万円は手元に現金として残っている。

現金が手元に残っていれば、他に使うことができます。

プライベートに使ってもいいんですよ。

いざという時の備えにもなるし、チャンスの際の投資にも使える。

これを、100万円を経費としてお金を支出してしまうと、手元のお金が100万円分減って、それでおしまい。

これからの税金が減ったとしても、別に手元のお金が増えるわけではありません。

今この瞬間に、お金を払って将来の税金を減らすことをおトクと思うか、

経費を節約して税金を払っても、手元にお金が残ることをおトクと思うか。

私は後者のタイプ、です。

皆さんは、どちらですか?

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。

午後からはお客さまの申告提出。

別のお客さまの決算作成を夜まで。