「税法の優先順位」をAIに教え込んだ話

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、「税法の優先順位」をAIに教え込んだ話。

結局、基礎控除は計算できた

昨日のブログで、生成AIに所得税の基礎控除を計算してもらったが、間違えたと書きました。

法律の条文を与えて読み解けるかの実験のつもりだったんですが、

結局のところ最後にはうまくいったんです。

NotebookLMにアップロードした条文をGeminiに参照して読み取って計算してもらうという方法だったんですが、

それをやめて、NotebookLM自体に直接指示を出して動かして計算してもらったところ、成功しました。

この辺の細かい仕組みは、いまいちよくわかりませんが、成功したので良しとしましょう笑

生成AIも前提は必要

税金のルールについて、特に法律の構造について、AIに伝えてプロンプトを作っていきました。

所得税本体と措置法の関係性について、所得税本体だけを検証して答えを出すのではなく、

必ず措置法にも飛んで、所得税本体に関連する条文がないかを確認して回答するようにと。

当たり前のことに気づいたのですが、生成AI相手であっても前提条件を伝えなければうまく動きませんね。

税理士からすれば当たり前ですが、所得税のことを所得税だけ見ていれば解決するわけではないのです。

租税特別措置法という、もう一つ別の条文を参照しないと正しい答えにたどり着けない。

当たり前すぎて、この非常識さに気づくことができませんでした。

そりゃ生成AIだって言われないとわからないでしょう笑

AIは優秀です。

でも、地図を持ってはいないのですね。

どこへ、どういうルートで向かってほしいという地図を描くのは、人間の役目なのかもしれません。

ちなみに、税金の世界では「通達」というものも加味して判断をしなければならないのですが、

ちゃんと本法と措置法、それぞれの通達の関係性をプロンプトの中に明示してあげて、

検討する順番を指示してあげれば、無事に動きました。

ひとまずほっとしました。

ただ問題は、通達のデータを手に入れるのが相当手間がかかるんです。

国税庁のホームページから、一括ダウンロードできたらなぁ。

手段に固執しない

これも大事な考え方ですね~

普段使っているGeminiをどうしても条文検索にも使ってみたくて、なんとかできないかと何度も何度も試行錯誤を繰り返したんですが・・・

どうしても成功せず、一度手段を変えてみようと思い、NotebookLMに直接プロンプトを入力して実行してみた結果、あっさり成功するという・・・。

この何時間の試行錯誤は何だったのか、と力が抜けました。

手段にこだわらないって大事だなぁと思いましたね。

理想論として、条文だけをデータとして与えて、こちらの質問に条文を引いて答えを返してくれるシステムを自分で作りたかったんです。

ところが、「システムを作ること」が目的だったのに、「Geminiを使う」という手段にこだわってしまった。

最初からNotebookLMを使っていれば、さくっと解決できたのに。

毎日、偉そうにブログでいろんなことを垂れ流している割に、まだまだ修行が必要ですね。

この試行錯誤も、こういう気づきが得られたのであれば、完全に無駄ではなかったかな笑

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。

午後からはお客様のExcel会計入力。

夕方からはオンラインライブ視聴。

夕食後は再びお客様のExcel会計入力続き。