知識を増築せよ
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、知識の増築についてのお話です。
何でも知ってる・・・？
「専門家」と言われる職業に就いて、
専門的と思われる仕事を毎日しています。
税理士と言う職業は、税金の専門家と一般的に思われています。
この「税金の専門家」という言葉は、どんなイメージを持たれるのか。
「税金のことを何でも知っている人」と思われがちです。
で、実際にはそんなことはありません。
少なくとも私の場合、税金のことで知らないことなんてたくさんあります。
事業承継、組織再編、金融取引・・・
それでも、税金の専門家という職業をやってるわけです。
どこに基礎を置くか？
こういうことを言うと、
あれも足りない、これも知らない、まだまだ勉強をしないと独立できない～
となってしまいますよね？
自分のどこに基礎を置くのかを考えましょう。
私の場合、基礎となっているには「国税職員時代の知識と経験」です。
そこで一本の串を通しておく。
ビジネスは「需要と供給」の一致が重要です。
私の基礎となっている、「国税職員時代の知識と経験」を求めるお客様と
出会うことができれば問題ないわけです。
私に対して、組織再編が絡む複雑なスキームを相談したいお客様はいらっしゃらないでしょうし、
逆に、組織再編が得意な専門家に、税務調査が入って困っているフリーランスは相談に行かないわけです。
・・・極論でしたかね。
勉強ももちろん重要ですが、
あれこれ知っておかないと独立できないなんてことはありません。
これまでの仕事で学んだこと体験したことが各人ごとにあるわけですから、
それを求めるお客様と一致できればいいのです。
基礎に何を増築するか？
独立してからも、引き続き勉強は必要です。
その際に、何を学ぶのか？
現場で必要になったものを学ぶと、実戦の場が近いので効率的ですね。
自分の中にある、「基礎」の上に何を増築していくのか？
知識や経験を、どうやって増築してどんな建物に仕上げていくのか？
自分の中に、どのように知識体系を構築するのか？
こうやって考えると、勉強も楽しくなります。
あるいは、
全く違う分野に基礎を作り始めてもいいですよね。
税理士だからと言って、税理士としてしか活動してはいけないなんて決まっていません。
税理士は私自身の一側面でしかないのです。
「税理士ではない私」の方が圧倒的に多いはず・・・ですよね？
その税理士ではない私の部分に、全く違う建物を建てるというのもおもしろい。
自分の中に全く違う分野の知識体系を築いていくことができれば、
自分の中でコラボすればいいです。
「税理士×○○」
○○の部分に何を入れるか？
せっかく組織から離れて独立した身。
色んなことをやってみましょう。
【編集後記】
昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。
午後からはお客様と電話で打ち合わせ、オンライン面談も。