職場でのキャリアプランを自分で描いているか?

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、キャリアプランを描いていますか、というお話。

人事の希望は?→「知らん」

会社や役所で働いていると、必ず聞かれます。

「来年はどの部署で働きたいですか?」

「どんな仕事をしたいですか?」

「今後、何をやってみたいですか?」

就職したばかりの頃は、困りましたね。

新人研修を控えた3月の終わりごろ。

どの部署への配属を希望するか聞かれたことが最初でした。

そこを皮切りに、必ず毎年上司に人事の希望を提出するのです。

でも、当時の私は思っていました。

「どこに異動したいか?知らん。」と。

将来の「自分像」を描くには

要するに、

「自分が働いている職場への解像度が低い」

のです。

職場の中で、どういう組織構造になっていて、どこの部署でどういうポストの人がどういう仕事をしているのか。

これをまず知らない。

(え?新人研修で教えた?そうだったかな~笑)

どんな部署が合ってどんな仕事をしているのか、知らないのに将来やってみたい仕事など、思いつくはずがありません。

ひいては、てきとーな人事の希望を出してしまう。

次に、どういう経験を積めば希望の部署へ異動できるのか?

これがわからない。

希望の部署があったとしましょう。

で、ストレートにそこに異動したいと人事の希望を出してみた。

基本、希望は通らないものです。

なぜか?

あなたが移動したい部署に配属される人間は、「とある条件を満たす」必要があるのです。

その条件は何か、知っていますか?

職場経験年数に始まり、特定の研修を修了していることが条件だったり、特定の部署での勤務経験があることも必要だったり・・・。

よその組織のことは知りませんが、かつて私が働いていた組織の場合だと、クローズドになっていました。

この2点が大きなネックになっている。

どこまで個人で情報を集めることができるか

どこに異動したいと聴かれて、「どこでもいいです」と答えていた。

かつての私です。

正に「職場への解像度が低かった」のです。

であれば、まず行うべきは職場への解像度を上げること。

公の研修などの機会を捉えて、どのセクションでどんな仕事をしているのかを情報収集すること。

上司や先輩に話を聴いてみるのもいいですよ。

熱心に聞いてみれば、自分がかつていた部署の仕事内容について、喜んで話をしてくれるはずです。

その上で、自分がやってみたい仕事を見つけることです。

もし、やってみたい仕事が見つかった場合。

人事希望の面談の際に、ストレートに上司に聞いてみればいいです。

「この部署に行くには、来年はどこで経験を積めばいいですか?」と。

通常ならこういう面談はクローズドな場で行われいるはずですから、突っ込んだ話もしやすいはず。

そこで、まだ経験年数が足りないねとか、この部署で仕事をしてもらってからの方がいいなとか、話を聴ければいいですよね。

今思うのは。

人事の希望を聞かれたときに、てきとーな答え方を出していたなと。

当時の上司も困ったでしょうね笑

でも。職場で勤務年数を重ねるほど、職場への解像度が上がっていきましたから、人事の希望もかなり詳細な内容で、戦略的に出せるようになっていきました。

自分のキャリアプランは、職場の誰も保証してくれません。

自分のキャリアは自分でデザインする必要があります。

そのために必要は情報は、自分の行動次第で集まってくるものです。

そこにいかに早く気付くことができるのか?

ぜひ、若手の頃から気付いていきましょう。

【編集後記】

昨日は早朝にブログ更新。

その後、長野県の戸隠神社へ。

初めての参拝。霧に包まれた静謐な環境でお参りできました。