価値観の余白

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、価値観の余白についてのお話。

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価値観は対立する

自分の価値観って何でしょうか?

いきなりそんなことを聞かれると、困ってしまう方も多いと思います。

言い換えましょう。

自分が大事に思っていることは何ですか?

これだと、幾分答えやすくなりますか?

価値観って、自分が大事にしている考え方という側面もありますから、

言い換えをして柔らかい言葉にして掘り下げるとうまく考えることができますね。

でも、問題は。

「自分が大事に思っていること」って、

他人から見れば、

どうでもよかったり、

邪魔になったり、

嫌な思いをするもの、

だったりするのです。

これが、価値観の対立ですね。

「本」についての価値観

例えば、「本」。

私は、本に書いてある中身、情報こそ重要なものだという価値観を持っています。

ですから、正直、あんな分厚くて重たいものを日常で持ち歩きたくないわけです。

なので、購入した本は、のり付け面を切り落としてスキャナーで読み取ってPDFにして、ポイするわけです。

PDFにしておけば、手元の小さくて薄くて軽いkindle端末で何十冊も読めちゃうわけです。

中身を読むことができればば、いいのです。

でも、この考え方は、

「本はどんな装丁がされているのか、そこから味わって楽しむ」

という価値観の方とは対立しますね。

私からすれば、本は書いてある中身こそ重要だと思うのですが、

向こうからすれば、美しい装丁の本を切り刻んでスキャナーで読み取って燃えるゴミに出すなんて、異端の所業でしょう笑

もちろん、本というものに対しての価値観はもっとたくさんあるわけで、

中には例のようにぶつかるものだってあるのです。

価値観に余白を残す

でも最近、自分の本に対する価値観が少し変わりました。

たまたま購入した本の装丁が気に入ってしまって、

これは切り刻んではいけない本だなと思ってしまいました笑

価値観って、絶対的なものではありません。

いろんな人と会って話したり、本を読んだり、物事を経験することで

価値観は変わっていくものです。

その上、変わるだけならまだしも、これまでの価値観と対立するものを平気で受け入れるなんてことも。

これ、自分の中に矛盾が生まれるわけですね。

でもそこを、「価値観の例外」「価値観の場合分け」で済ませてしまう。

原則:本は買ったらスキャンしてPDFにする

例外:ただし、装丁が気に入った本は、その限りではない

みたいな感じです。

価値観にも「余白」があると感じましたね。

一切妥協を許さない、みたいな状況では生きづらいです。

自分と対立する価値観の方に出会ったとき、

自分にも持てそうな価値観だなと思ったら、余白の部分に入れてみてはどうでしょうか?

ガラッと価値観を変えるまではしなくてもいいかなと思います。

だからこそ、できる範囲で価値観に余白を残してみましょう。

そしてその余白に、ちょっとだけ、限定的に。違う価値観を入れてみる。

意外と、自分になじむかもしれませんね。

そして、そうやって余白にちょっとずつ価値観を受け入れていけば、

世の中はもうちょっとだけ優しくなるのかな、なんて思ったりもします。

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。

午後からはクライアントのfreee会計の補正。