「柔らかさ」は長所となる
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、柔らかさについて。
久々のお役所対応でしくじる
ということが、最近はありました。
確認事項があったので、関係部署に問い合わせの電話をしたのはよかったものの・・・
ついうっかり、色々と「説明」をしてしまったのです。
結果、お役所対応が発動してしまい、目的を達することができなくなってしまいました。
電話を切った後、余計な情報まで出すことはなかったと反省しました。
もう少し柔軟に対応してよと思ったものの、自分が電話口の職員の立場だったら、そう答えるしかないわなと思いなおしました。
公務員を退職してもう2年。
公務員的考え方は、そりゃ忘れるというもの。
とはいえ、少し考えればそんな反応になるのはわかったはずですから、そこは自分が甘かったのです。
こちらの事情を詳細にお話しをするのは、「誠意」だとは思います。
都合の悪い情報を隠して、有利になることばかりをお話するのは相手との信用問題にもなりますしね。
誠意を通すのは、自分にとっては気持ちの良いもの。
でも、相手によっては、特にお役所の場合は、相手の行動の選択肢がほぼなくなってしまうということでもあります。
逃げ場がないのです。
相手の反応を考えて行動する
腹の内を探りあう様で、気持ちが悪いかもしれませんね。
でもこれは、コミュニケーションを取るうえで必要なこと。
ガチガチに議論するならともかく、
相手にお願いをしたい
相手の承認が欲しい
相手に依頼したいことがある
みたいな相手にOKをもらわなければいけない状態の時。
どういう風にお話を展開していけば良さそうなのか。
どういう順番で情報を伝えていけばいいのか。
相手はどういう資料を好むのか。カラフルなイラストが好きなのか、淡々とした文書がいいのか。
など、相手の反応を予測しながらコミュニケーションを取る必要があります。
ここまで来ると、「媚び」に見えるかもしれませんが、時にはこういう態度も必要。
でもこれは当たり前のことで、
公務員時代を思い返すと、上司の決裁をもらわなければならない場面。
上司が好む資料を作成し、上司の反応を予測してそれへの対応も考え、決裁をもらうタイミングさえも慎重に検証しすんなりハンコがもらえそうな時を見定めます。
これが、今ではクライアントだったり、関係各所だったりするだけのこと。
いわば、相手に合わせて、仕事のやり方を柔らかく変えるのです。
「自分流」が無い柔らかさ
この点、エラくなるとかえって大変です。
エラくなるにつれて、部下の方でこちらのやり方を理解して勝手に合わせてくれます。
そりゃそうですよね。周りのみんな、自分のハンコが欲しいのですから。
それは、流儀を合わせてくれますよ。
そういう仕事生活が長くなるにつれ、自分流で動くことが当たり前になってしまいます。
そして、仕事環境が変わると、憤るのです。
なぜ、自分のやり方に周囲が合わせないのか、と。
そこで私は、こう思うのです。
自分流が無いのが自分流である、と。
自分の仕事のやり方をできる限り広くとる。
相手に合わせて、やり方を変えることができる。
この柔軟さこそが、自分の強みであると。
「硬い」のはかえって不自由ですね。
その硬さが通用するうちは良い。
でも、通用しない世界に移った後はツライですね。その硬さは周囲を遠ざけます。
片や、「柔らかさ」は動きやすい。
自分を自由に変えることができる。相手に合わせて、周囲に合わせて。
一見、自分が無くて弱そうに見えますが・・・
それは自分が無いのではなく、単に適応範囲が以上に広いだけなのです。
私が今後目指す方向は、こっちですね。
もっともっと、柔らかく柔らかく。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
お昼前に外出し、眉毛サロンへ。
帰宅後は、請求書作成だったり、税務ソフトの設定だったり、色々と。