やらないことを決めて、防波堤を創る
おはようございます。東京・練馬の税理士村田龍矢です。
今日は、やらないことを決めて、防波堤を創る、というお話。
「つい引き受けたくなる」弱い気持ち
ビジネスの現場において、つい口にしてしまいがちな「何でもやります」という言葉。
特に独立当初などは、目の前の仕事を逃したくなくて言ってしまいがちです。
私も、色々と苦い思い出がありますね。
日銭欲しさに引き受けたものの、辞めとけばよかったなとか。
自分の直感で「これは避けた方が・・・」と思っているのにお受けして「あぁ、やっぱり」と思ったりしたことも。
特に、目の前で人が困っていると、つい相手の希望を受け入れてしまいたくなるのが人間というものなんですね。
しかし、この「何でもやります」というスタンスは、実はプロとして一番信用されないスタンスになりかねません。
厳しい世界ですが、プロフェッショナルであるならば、「ここから先は自分の専門外だからやらない」「こういう仕事は引き受けない」という、明確な境界線を引く必要があるのです。
では、その「やらないこと」の境界線をどのようにして明確にし、ブレない軸を創り上げるのか。
まずは、「紙に『やらないことリスト』を書き出す」ところからスタートするのがおすすめです。
やらないことリスト=自分のアイデンティティ→AIにも教えておく
まずは紙とペンを用意し、アナログに自分自身の「やらないこと」を書き出していきます。
例えば、私の場合は「税金を誤魔化すようなことや、後ろめたいことは絶対にやらない」といった明確なNGラインを持っています。
また、こんな大上段に構える必要もなくて、
「疲れているときは夕食後は仕事をしない」
「暑いと感じたときは、クーラーをつけることをガマンしない」
「二次会ではお酒は飲まない」
とか、俗っぽいことでもいいのです。
(昨日は蒸し暑かった・・・)
「やらないこと」というと言葉尻がキツイので、「やりたくないこと」でもいいと思いますよ。
そのフワッとした「やりたくない~」という気持ちの中に、自分のアイデンティティが潜んでいるものです。
その書き出したものを、生成AIとも共有しておくことをオススメします。
紙に書いた自分のアイデンティティをAIに読み込ませ、「私について質問して」と投げかけながら対話を重ねてみましょう。
そうしていく中で、自分自身のセルフイメージが生成AIに中に刻まれていく。
人間は、忙しさの中で自分のセルフイメージをふと忘れがちです。
私だって、セルフブランディングがどうだとか言っていますが、忙しいと忘れます笑
「アンカー(信頼・安定感)」といった本来の強みを、業務に追われると見失いそうになるのです。
しかし、AIは刻み込まれた私の本質を決して忘れません。
自分がブレそうになった時、AIが鏡のように「あなたはこういう人間ですよ」と本来の姿へ立ち返らせてくれるのです。
リストがあれば「悩まない」
こうしてAIを使って自分自身の「やらないこと」を明確に言語化しておくと、私の心に大きな変化がありました。
それは、「つい相手の希望を受け入れてしまいたくなる」という自分の弱い気持ちに対して、このリストが強固な「防波堤」になってくれたということです。
「やらないこと」の境界線が明確なので、自分のスタンスに合わない要望をされた時に一切悩みません。
「やらないものは、やらない」
ただそれだけです。
ちなみに、こうしてキッパリ断ったからといって、「先生、流石ですね!」と逆に信頼が深まる・・・
なんていうビジネス書のような美談は滅多に起こりませんね。
現実は、どっちかというと相手から「あ、そうなんですね」とスパッと断られ、人が去っていきます笑
でも、それでいいのです。
やらないことを決めることで心に迷いがなくなり、自分自身がブレない。
そして、そのブレずに残った自分に対して本当の信頼が積み上がっていくのです。
まずは紙の上に、ご自身の「やらないこと」を書き出してみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。
午後からはお客さまの申請作成。
修正申告の案を作成。
