売上の集計ってどうするの?【確定申告】

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、売上の集計について。

自分の売上、わかっていますか?

世間では、確定申告は2月16日から~

という宣伝がされているようですが、

確定申告の提出自体は年明けすぐでもできます

実際に、私自身の確定申告書は、

1月6日

に提出しております。

税務署の窓口に「紙」にプリントアウトして提出した場合、

職員さんが受け取ってくれるかどうかはわかりませんが・・・

e-Tax(電子申告)で提出すれば問題ありません。

さて、個人事業主の確定申告は会社員・公務員などと違って、

自分で売上とか経費の集計をしなければなりません。

そこで、質問です。

自分の売上、いくらになるかわかっていますか?

自分で売上を知っておく

売上を計算する方法として「王道」なものは、

「自分がクライアントに出した請求書の金額を集計する」

というものです。

これは間違いがないはずですね。

自分が売上としてクライアントに請求しているわけですから、

それを一年分集計すれば一年分の売上は計算できる、

ということになります。

ただし、

個人事業主の中には、自分で請求書を出したことが無い、

という方もいらっしゃることと思います。

それが、別に悪いとか、間違っているとか、

そういうことではありません。

「業界の慣行」というだけで、経理上問題があるわけではありません。

で、請求書を出していない場合、多くのケースでは、

クライアントから都度都度、「支払明細書」とかいう書類を送ってもらっているのでは?

と思います。

そうであれば、その「支払明細書」を一年分集めて、

金額を集計すれば一年分の売上が出る、

ということになります。

え?「支払明細書」なんてものは来ない?

それは困りましたね。

もしかしたら、年明けのちょうどこの時期、

「支払調書」

という小さな紙が届いていませんか?

だったら、その支払調書を合計して計算すれば、一年分の売上が計算できるのでは・・・?

というのは、実はあまりオススメできないのです。

この支払調書、取引先に送付する義務はないもの。

なので、すべてのクライアントが送って来るのかと言うと、

決してそういう訳ではないのです。

支払調書だけを合計して申告書を作ると、

後日税務署から、

「売上がモレていませんか?」

と問い合わせが来るかも・・・?

個人事業主として

自分の売上がいくらになるのか、

ひいては、

自分の仕事の単価がいくらなのか、

把握をしておきましょう。

私のように、

自分で仕事の単価を決めてホームページなどで公開、

というのもいいですし。

特定のクライアントしかない、というような場合は、

仕事の単価について最初に打ち合わせだったり、

契約書などで決めていることも多いでしょうから、

その単価を基に計算しましょう。

請求書を出していないことはともかく、

取引先から入金があるまで自分の売上がわからない、

というのでは資金繰り上不安だと思います。

今月の売上がいくらになるのか、自分自身で知っておくということは

個人事業主として続けていくうえで必要な情報です。

ぜひ、この1月分から売上の集計をやってみてほしいなと思います。

【編集後記】

昨日は朝一のブログ更新。

午後からは久しぶりに近所の図書館へ。

年末年始、しばらく休館していたためか、

いつもより人が多い。

夕方帰宅し、クライアントと電話で打ち合わせ。

打ち合わせの記録を作成し、仕事は終了。

メモ

Posted by corner-stones