最後は「運」が決める
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、最後は「運」が決める、というお話。
一瞬のすれ違い
先日、エージェントを通じて、一件の税務調査に関するお仕事の紹介がありました。
前情報として、「お客さまが申告をごまかしてしまっている」という非常に厳しい状況であることが伝えられていました。
これはまさに私の力を発揮できる仕事!
ぜひお話を伺いたいと思ったのですが、あいにくその日はどうしても外せない所用があり、当日の電話対応ができませんでした。
そのため、翌日にお電話でお話を伺いたいと、エージェントを通じて調整をお願いしていました。
「できることはない」という残酷な一言
しかし、その間に事態は動いていました。
不安に駆られたお客さまは、私と電話で話すまでの間に、別の税理士にも相談を持ちかけていたそうです。
そして、その別の税理士から言われたのは「申告をごまかしている状況で、できることはない」という一言だったそうです。
その言葉で意気消沈してしまったのか、あるいは諦めがついてしまったのか。
お客さまは「税理士の立会い無しで、一人で税務調査を受ける」という意向を固められ、結果として、翌日に予定していた私との電話相談自体がなくなってしまいました。
この結末を聞いた時、非常に歯痒い思いをしました。
私の方に先に電話が繋がっていれば、国税OBとしての知見から、具体的な「打てる手」をお話しできたはずだからです。
もし、ご本人が不正申告をしてしまったことを真摯に反省されているのであれば、追徴税額を最小限に抑えるようにあらゆる手を尽くします。
また、あくまで課税は「事実」に基づいて行われます。
お客さま自身が不正だと思い込んでいるだけで、客観的に見て「不正申告とまでは言えない状態」なのであれば、徹底的に事実関係を固め、調査官が納得できるように論理的に説明し尽くすことも可能です。
せめて、最初の税理士から「できることはない」と突き放された後でも、セカンドオピニオンとして私にも話を聞こうと踏みとどまってくれていれば。
そう思わずにはいられませんでした。
「運をためる」行動の積み重ね
しかし、これもまたビジネスの「現実」です。
どれだけこちらに救うための「手札」と「実力」があったとしても、それが相手に届くかどうか。
ご縁が繋がるかどうかも、結局のところ「運」が大きく絡んできます。
だからこそ、私は「運」というものを日頃から「貯金」しておくことが大切なのだと思います。
仕事に対する誠実な姿勢、誰かのために実力を磨き続けること、そして日々のささいな心遣い。
そういった行動の一つひとつが「運の口座」に貯金されていき、いざという時の大切な「ご縁」を引き寄せる力になるのではないか、と私個人は考えます。
今回はすれ違ってしまいましたが、「あの時電話が繋がっていれば」と過去を嘆くのではなく、次に本当に私の力を必要としてくれるお客さまとしっかりご縁が繋がるように。
コントロールできない「運」を味方につけるため、今日も淡々と「運をためるような行動」を積み重ねていきたいと思います。
【編集後記】
昨日は午前中から出張。
ランチを済ませてお客さまのご自宅へで税務調査の立会い。
早めに終わったのでカフェに立ち寄りブログ更新。
帰宅後、別のお客さまの申告作成を進める。

