通俗化を利用する
難しいことにいきなり挑戦するのではなく、通俗化された簡単なところから始めようというお話し。
初めてのことに挑戦するとき
まずは簡単そうでわかりやすそうなモノ(通俗化)からチャレンジします。
税金について情報を集めるときも、いきなり細かい部分から見ることはしません。回り道でも、概要を頭に入れてから少しずつ掘り下げていきます。
「入門」とか「基本」とか書いてある本を最初に手に取ります。ページ数も200ページくらい?文字も大きめで、1ページ当たりの情報量が少ない方がいいですね。
ハードカバーの500ページくらいある本とか、大判で1000ページあるような本は手に負えないなという感じ。こういう本は、全体像が見えてきた段階で手に取ったほうがいいでしょう。
入門編を一通り読み終え、全体像が頭に入ったら、続いては少し難易度を上げてハードカバーの本に挑戦します。
ハードカバーで、大体300~400ページくらいでしょうか。「スタンダード」とか「概説」とか、書いてそうな本です。
入門編より少し詳しくなりますが、全体像が頭に入っていれば情報を追加していくだけです。必ず全体像を意識すること。そうしないと、情報が細かくなり、迷子になってしまいます。
文学なんかでも
過去の古典文学を読んでみたいと思っても、本屋にある岩波やちくまなど、翻訳本はどうも言葉遣いが難しくて挫折しがちです。
そこで、古典文学は「光文社古典新訳文庫」を読み始めました。
言葉遣いがよく言えば「今風」、悪く言えば「かんたん」になっていて、何を言っているのかよくわからないと挫折することが少ないようです。
私も、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟(全5巻)」を読んでいますが、順調に読み進めることができています。
古典新訳文庫を読み終えてから、気が向けば新潮文庫でも岩波文庫でも読めばいいのです。登場人物も全体像も、結末まで知っていますから、読み通す負担は減るはずです。
通俗化を活用する
古典文学は岩波(新潮、ちくま)でないと、とおっしゃる方もいるようですが、いきなりハードル上げても意味ないと思うのです。何だったら、漫画版から始めてもいいのです。
分厚い翻訳本に挑戦した結果、10ページ読んで本棚の肥やしorブックオフにするくらいなら、通俗化されたところから始めてもいいと思います。
税金でも同じで、いきなり数千円もするような分厚いハードカバーの書籍に行ってしまうと、お話が細かくなりまず挫折します。これはもたいない。
通俗化されたものをうまく活用して、楽しんでいきたいと思います。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。午後からはお出かけ。