会計の効率化、どこから手を付ける?

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、会計の効率化についてのお話。

会計がめんどくさい理由

年明け、確定申告の時期が近くなると、憂うつな気持ちになる方も多いのではないでしょうか?

その原因は、「会計作業」のめんどくささ。

まず何から手を付ければいいのか?

一年間、溜めにため込んだレシート類の山。

売上の入金も、銀行通帳を一年分遡って計算しなきゃいけない。

そもそも、一年ぶりの申告作成だから、やり方なんて忘れた~

などなど、こういう「煩雑さ」が会計を遠ざける要因かなと個人的には思うところです。

でも、税理士だから言うわけではありませんが、会計作業は自分のビジネスを数字で表現する大事な工程。

ビジネスがうまくいっているのか、そうでないのか。

それは、自分の感覚で測るものではありません。

数字という形にして誰の目にも見える形でないと、わかるものではないのです。

その数字を作る工程が、会計なのです。

「めんどくさい」を解決するには?

まず、書類の山がある、この状態を何とかしたいですね。

その書類の山を整理して、会計ソフトに手でポチポチ入力する・・・。

税理士の立場でも、ゾッとします。

これをまず止めて、効率化しましょう。

そのために行うことは2つだけ。

  • ネットバンクの導入
  • 経費をクレジットカードで支払う

これだけ・・・?

はい、この2つでひとまずは十分です。

ネットバンクやクレジットカードの特徴。

取引の履歴を「データ」でダウンロードできることなのです。

その場合も、「PDF」でダウンロードしてはいけません。

「CSV」という形式でダウンロードすること!

CSVって何?

Excel(表計算ソフト)の親戚みたいなものと思ってください。

実際にダウンロードしてみると、日付や金額、取引の相手先。

ここまではわかると思います。

例えば、ネットバンクの場合だと。

入金の中から取引先の名前を「フィルター」機能を使って絞り込めば、一年間で取引先からいくら振り込みがあったかすぐにわかります。

後は、その金額をパソコンで集計してしまえば、一年間の売上の集計は完了です。

反対に出金。

仕入先や外注先の名前を同じく「フィルター」で絞り込めば、一年間の経費の集計は終了です。

そして次にクレジットカード。

経費になるものをピックアップして、何費になるのか、消耗品費なのか通信費なのか旅費交通費なのか。

割り振りを決めてもらって、経費の種類でフィルターをかけて集計する。

後は、現金で払った経費の分だけ手で集めればおしまいです。

手作業を減らすこと!

効率化のコツは、紙を減らしてデータで管理すること、ひいては手作業を減らすことなのです。

パソコン上で全部計算できれば、あっという間に会計作業が終わります。

まだまだ、会計を効率化する手段はあるのですが、

まず手を付けるならネットバンク導入と経費のクレジットカード払いから始めてみてはいかがでしょうか?

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。

午後からは弊事務所でお客様と面談。

その後、税額試算。