税務署からの「請求書」はいつ来るのだろう?【確定申告】
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、税金の支払いについて。
なんとか確定申告書を税務署に出した・・・で?
先日、税理士会の無料相談に参加していました。
朝一の開場前から、
予約を取っていただいた方が並んでいらっしゃいました。
世の中的には、確定申告は2月16日から始まる、という
雰囲気がありますが、実は年明けすぐにでも確定申告は可能です。
還付のご申告の場合はもちろん、納税の申告も。
私自身、年明け初日に確定申告を提出・納税まですませることが開業以来の習慣となっていまして、
今年も無事に終わらせることができました。
さて、確定申告をご自分で作成している個人事業者の方も多いと思いますが、
会社員、公務員などと一番の違いは、
「自主申告・自主納税」
という点。
給料をもらっているときは、
勤務先の方で税金を計算して納税してくれていますね。
個人事業者となると、自分で税金の計算をする必要が出てきます。
「それはわかっている。だからしんどい思いをして初めて申告書を作っているんです。」
そうですね、自分で申告書を作って税務署に提出する・・・までは皆さんご存じなのですが。
よくあるのが、
「納税期限近くになっているのに、税務署から税金の請求書が来ない」
というもの。
答え:税務署から請求書は来ません
来ないんですよね~、はい。
来るとしたら、
納税期限が過ぎてからしばらくして、
「督促状」
と題する書類が届きます。
税務署で働いていたときは、
「請求書も来ていないのに、いきなり督促状を送りつけるとは何事だ」
というお叱りを受けることが何度かありましたね・・・。
督促状、文字面がキツイのはわかるんですけどね。
先ほども言いましたように、
自主申告・「自主」納税
なのです。
意味合いとしては、
「自分で確定申告をして支払う税金の金額は自分でわかっているのだから、
請求書を待たずに自分で納税してください。」
ということ。
なので、確定申告を済ませてホッとするのではなく、
その続きに一息に納税まで済ませてしまいましょう。
納税方法は?
今時、色んな納税方法が用意されています。
①税務署や銀行の窓口で支払う
→あまりオススメしないかなと。平日限定、しかも時間制限あり。
銀行さんは言うに及ばず、税務署も、私が現役の職員だったころは17時まで納税を受け付けていましたが、
最近は15時までしか受け付けなくなったようですね。
というか。
申告提出はe-Taxで行っておきながら、納税は窓口で、というのはあまりにも非効率ですよね。
②振替納税
→一定期日になると、自動的に指定の口座から税金が引き落とされます、が。
これもオススメしません。
所得税の場合だと、引き落とし日は4月の下旬ごろ。
世間ではゴールデンウィーク直前ですよ。
こんな時期に、遠い昔の確定申告の税金を引き落とされても、
失念している方も多いでしょうに。
残高を気にする必要があるのも、何だか面倒ですしね。
③ダイレクト納税
→イメージ的には、e-Taxと銀行口座を紐づけして、申告後に画面上に出てくる納税のボタンをポチッと押して終了、という感じ。
事前に申請は必要ですが、自分のタイミングでポチっとすればいいので、気楽です。
とはいえ、自動的に納税・・・ではないので、
後回しにして忘れないようにしてくださいね。
④コンビニ払い、スマホアプリ払い
→こんなこともできたりします。
ただし、納税額の上限がありますので(30万円まで)、要注意です。
⑤クレジットカード払い
→クレカで支払えると、便利ですよね。
ただし、納税金額に応じてクレカ手数料を取られますから、そこは利便性との兼ね合いですかね。
【編集後記】
昨日は朝一から出張。
現場近くのカフェでブログ更新。
その後、税理士会の無料相談に従事。相談員など。
夕方帰宅し、夕食を摂り、
寝るまで「三國無双ORIGINS」。
ようやく虎牢関まで進めた。