正論も旬を外すと「消化不良」に
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、正論も旬を外すと「消化不良」に、というお話。
アドバイスには旬がある
アドバイスはしてもらうこともありますし、
アドバイスをする立場になることもあります。
思うのは、アドバイスには「旬」というものがある、ということ。
何かに困っていると相談された時、
いくつかアドバイスしたいことが思いついたとする。
その中で、
今の相手の状態を見て、
ふさわしいものを選んで伝える。
今の段階では、まずこういう取り組みをしてもらおうとか、
事態が逼迫しているから緊急対応でこう動いてもらおうとか。
事態は段階を経て変化していくものですから、その段階に応じたアドバイスができれば良い。
段階とは合わないアドバイスをしてしまうと、旬の時期ではないので、そのアドバイスは本人にとって消化が難しくなってしまう。
アドバイスは変遷する
私の場合、アドバイスをもらった立場として。
自分の軸を作る→外の世界に飛び込んでみる→自分が楽しいことをやってみよう
という変遷を辿りました。
この変遷をふと、眺めてみて。
アドバイスに旬があるんだな、と思ったのです。
最初のアドバイス。
自分の軸を作る。
10年以上にわたる公務員としての人生。
そこから離れて独立したわけです。
組織の一員としての人生と、個人事業主の人生、
方向性はかなり違う。
だから、まずは公務員時代に染みついた考え方や価値観を手放し、私個人としての価値観、考え方を作る必要がありました。
次の、外の世界に飛び込んでみる。
自分の内側で軸を作り込んだ後は、外の世界にエネルギーを向ける時です。
公務員の時は、閉じた世界。
出向などで違う組織で働く機会もありますが、基本的には同質の組織です。
独立して個人事業主になると、色んな軸を持った人がいる、これまでとは違う世界があるのです。
そこに、飛び込んで異質な物事を体験する。
そして今、自分が楽しいことをやってみる。
自分とは全く違う人たちがいて、これまで自分が人生で経験してきた世界と違う物事がたくさんあることを知った。
この世界には、自分が楽しいことも、たくさんあるのです。
それを片っ端から試してみる。
そうして、自分を拡げる。
旬を間違えると
例えば、
公務員から独立したばかりの頃に、
「自分が楽しいと思えることをドンドンやればいいんだよ!」
と言われても。
おそらく困惑したことでしょうね。
まだまだ価値観が公務員の世界に引きずられていたでしょうから。
この時期に必要なアドバイスとしては、
自分自身の価値観を確立すること
が旬だった。
楽しいことをやろう、も間違いではなく。
私にとっては必要なアドバイスではあったのでしょう。ただ、自分の段階が違った。
旬が違っただけなのです。
ガチガチの公務員の世界に浸かりきった私には、楽しいことなんて言われても、
消化不良になったでしょうね笑
間違ったアドバイスではないけれど、今はその時ではない。
旬が違ったのです。
これは専門家としてアドバイスをする立場となった私も、心に留めたい点です。
ついつい、相手の状況を深く見ないうちに、
自分の頭に浮かんだ正解を伝えたくなるのです。
しかし、紋切り型のアドバイスでは、かえってお客さまを困惑させ行動を止めてしまう。
お客様にも、色んな段階の方がいらっしゃいます。
今はまだ自己を確立する段階なのか、
外に打って出る段階なのか。
ここを見極めるためには、お客さまとじっくりとコミュニケーションをとり、
お客様の状況を知るところから始める必要があります。
自分の旬がどこにあるか、
一緒に探して、次の一手を考えていきましょう。
【編集後記】
昨日は午前中はブログ下書き。
埼玉県に出張し、午後からお客さまと申告作成の打ち合わせ。
終了後、カフェでブログ更新。

