確定申告には何が必要なのだろう~個人事業主・フリーランス編③~
確定申告に必要な書類と申告の流れを解説しています。
今日は、個人事業主・フリーランスが消費税を申告する際に必要なモノについて。
<過去記事>
自分が消費税を確定申告する必要があるのか考えよう
所得税とは違っていて、消費税は申告義務を免除されている方がいらっしゃいます。そのため、まずご自身に消費税を申告する必要があるのかどうかを判断しましょう。
<判断基準>
- 2年前の課税売上高が1000万円を超えているか。
- 昨年上半期の課税売上高or給料の支払額が1000万円を超えているか。
- 昨年の時点で、インボイスを発行しているか
3つのうちどれかにあてはまれば、消費税の申告する必要があるということになります。
なお、上にある通り、昨年にインボイスを発行している場合は、売上の金額を確認するまでもなく消費税の申告が必要となります。
売上の金額的には該当から外れても、昨年にインボイスの登録をされた個人事業主・フリーランスの方は多いでしょうから、今年は消費税を初めて申告するという方が相当増えそうですね。
会計ソフトで資料を確認しよう
さて、消費税の申告書を作るためにはどんな資料が必要なのか。
- 消費税10%分の売上の数字とそこにかかっている消費税の金額
- 消費税8%分の売上の数字とそこにかかっている消費税の金額
- 消費税が免税となっている売上の数字
- 消費税10%分の仕入・経費の数字とそこにかかっている消費税の金額
- 消費税8%分の仕入・経費の数字とそこにかかっている消費税の金額
これらの数字がわかれば、消費税の申告書は作成できます。
ちなみにこの数字は、
- freeeの場合は、「消費税区分別表」
- マネーフォワードの場合は、「税区分集計表」
- 弥生会計の場合は、「科目別税区分表」
で確認できます。
確定申告書作成
これらの資料があれば、消費税の申告書は作成できます。
ただ、ご自分で申告書に数字を直打ちしなくても大丈夫。
会計ソフトでは、消費税申告までサポートしてくれるようですので、会計ソフトを頼ることも良いと思います。
ちなみに、国税庁の確定申告書作成コーナーでも消費税の申告書を作成できますので、そちらを利用するのも良いでしょう。
【編集後記】
昨日は朝から出張し、近くのカフェでブログ更新。
終日出張先で仕事。