「小規模」ってどこまでなのか?

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、「小規模」ってどこまでなのか?、というお話。

「小規模」ってどこまでなのか?

これまで「小規模・分散・自律」というこれからの生き方や働き方について、

様々な角度からお話ししてきました。

今回はその原点とも言える、

「そもそも、小規模ってどこまでが小規模なのか?」

というテーマについて考えてみたいと思います。

世間一般で「小規模」というと、従業員数などの法律上の区分や、

年商の金額など、数字の議論になりがちです。

では、人数が少なければすべて小規模と言えるのか。

あるいは、何でもかんでもひとりで抱え込まなければ小規模とは呼べないのか。

私自身の感覚からすると、小規模かどうかを分ける基準は、

「人数」や「すべての作業を自分でやっているか」ではないように感じています。

仕事の一部を信頼できる他者にお願いすることもありますし、

私自身だってすべての実務をひとりで抱え込んでいるわけではないからです。

(そんなの無理)

小規模と言える基準

私が思う基準としては、以下の2つが成り立っているかどうかだと感じています。

①「自分自身」がビジネスの看板であること

小規模であることの第一の基準は、「自分=ビジネスの看板」になっているかどうかです。

大きな組織の中にいれば、会社の看板やブランドが自分を守ってくれます。

しかし、ここで言う小規模の世界では、後ろ盾となる会社の陰に隠れることはできません。

自分自身の名前、顔、言動、そして人間性そのものが信用であり、ビジネスの看板そのものです。

②自分ひとりの意思決定で、すべてが進むこと

組織が大きくなると、社内政治・根回し・稟議・会議といった膨大な「意思決定のためのやり取り」が発生します。

しかし、小規模の世界にはそれが一切ありません。

「こうしよう」と思えば今日から即座に実行でき、

「これは違う」と感じれば自分の判断ひとつで舵を切ることができる。

意思決定のハンドルを100%、自分自身が握り続けている状態です。

身の丈に合った生活と、お客さまとの「濃厚なかかわり」

世間では「事業は拡大して人を雇い、会社を大きくするのが成功だ」

という無言のプレッシャーが漂っています。

しかし、私はあえてこの「小規模」にとどまることに価値を感じています。

まず、「身の丈に合った稼ぎと生活」ができることです。

見栄を張って会社を大きくしなくても、自分の身の丈に合った稼ぎを得て、

その範囲で心地よく生活をしていけばそれで十分です。

余計な拡大欲に振り回されないからこそ、心はいつも穏やかでいられます。

次に、「お客さまと濃厚なかかわりを持てること」です。

もし人を増やして組織を作ってしまえば、経営者の気力やエネルギーの大半は

「組織の管理や人間関係の調整」という内向きのことに取られてしまうのではないでしょうか。

組織に気を取られていると、肝心のお客さまに全力で目を向ける気力がどうしても削がれてしまうのです。

内向きの組織にエネルギーを奪われることなく、

目の前のお客さま一人ひとりと濃厚に向き合い、持てる力を注ぎ込む。

この仕事の純度と身軽さを味わってしまうと、ここからわざわざ抜け出そうと思えなくなってしまいました。

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新。

以降はオフ。

【筆者紹介】

 

 

 

 

 

 

 

 

【国税OB】の税理士・村田龍矢        (Tatsuya Murata)。練馬区を拠点に、個人事業主や経営者に向け、難解な税金や実務の仕組みを分かりやすい言葉に「翻訳」して発信中。税務署側の視点と実務経験を活かした、安全で確実な税務サポートと、経営者の時間を奪わないスマートな非同期コミュニケーション(メール・チャット特化型)を得意とする。