正月休みで会計作業を終わらせよう
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、せっかくのお正月休み、会計作業を終わらせてしまいましょう。
時間があるときにまとめて
面倒くさい会計作業、
時間があるときにまとめて終わらせたい、という誘惑にかられるのも仕方はありません。
面倒くさい理由としては・・・
- レシート、領収書がぐちゃぐちゃ。整理しないと・・・。
- いまどき、メールやPDFで請求書が来るんだよな。プリントアウトしとかないと。
- このレシート、何の経費になるんだっけ?というか、そもそも経費にしていいの?どっち?
などなど、手作業や考えなければならないこと、他にもたくさんあるでしょう。
で、一年間ためにため込んで、
正月休みに一気に片付けよう、と思って本当に片付けることができる方は一握り。
残りの方は、
「申告期限は3月15日でしょ?まだ2カ月以上あるし」
という方向に流れていってしまうのです・・・。
それでは意味が無いです
でも、
年明けにまとめて会計作業をしてしまうのは、
非常にもったいない。
損をしている、と言うくらい。
そもそも。
なぜ、会計作業をしなければならないのか?
お国のため、税務署のためではありません。
「自分のため」です。
会計作業とは、何をしているのか。
私の解釈では、
「自分のビジネスをリアルタイムに数字で表すため」
に行っているものです。
なんで、数字でビジネスを表す必要があるのか?
経営判断のためです。
単純に、
「今年の売上がいくらで、経費がいくらかかっていて、利益がこれくらい。」
というのもそうですし、もっと複雑に、
「この費用を払ったことで、いくら売上が上がっている。費用対効果はこれくらいで・・・」
というのも、
大元の会計作業を行っているからできること。
「社長、今年の売上はいくらですか?」
「今年は〇千万円くらいかな」
と言っといて、ふたを開けたら売上が数千万円多かった、というのではいかんのです。
あ、儲かってるな、ラッキーではないのです。
もし、肌感覚より儲かっているなら、要因の分析は必須。
今年だけの話なのか、来年以降も継続しそうなのか。
そしてそのためには、
大元の会計作業を処理できているか
が大事なのです。
こういう作業を年明けに行っていると、
「去年はいくら利益が出たの?」という過去形の話になってしまって、
経営判断の旬が過ぎてしまうのです。
そのためには
そうは言っても、面倒くさいものは仕方がない。
私だって、自分自身の会計作業は面倒だと思っているんですから笑
なので、効率化がポイント。
いかに、手作業を減らすか。
思いつくこととしては、
- 「紙」を減らす。
- 「ネットバンキング」を事業用口座に使う。
- 取引を「Excel入力」。
紙を減らす、何かというと、
メールやPDFを残しておく
ということ。
事業で取引をすると、メール本文に値段や発注内容が記載してあることもあれば、請求書をPDFで送付されることもあります。
これを、わざわざプリントアウトする必要はありません。
メールやPDFをそのものをデータで保存しておけばいいのです。
こうすれば、整理作業の手間が格段に減るはず。
また、ネットバンキングは、効率化のためにぜひ移行すべきです。
最近の会計ソフトは、ネットバンキングの取引データを取り込むこともできるのです。
そうすれば、通帳の中身をポチポチ入力する必要もありません。
そして、会計ソフトのヤヤコシイ入力も、Excel入力であればシンプルになります。
などなど、会計作業の手間を減らそうと思えば、色々と手段はあるのです。
これまで会計作業をためていた方は、ぜひ、今日からでも少しずつやっていただきたいなと思います。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは自身の経理と図書館へお出かけ。