独立後のスキルポイントの割り振り
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、独立前後の能力のお話し。
どの能力にどれだけポイントを割り振るのか?
独立前と独立後で、必要になる能力は違ってきます。
ゲームでいうところの「スキルポイント」をどのように割り振ればいいのか?
独立前だと、
- 税務調査で「攻める」スキル
- 税金の知識
- 組織内をどう動くかのスキル
税務調査では、納税者が提出してきた申告書の内容をチェックし、間違いがないかを探します。
これは「攻める」スキルポイントが必要。
そのためには、前提となる「税金の知識」が必要ですが、それだけでは足りなくて。
納税者や関係者と円滑にコミュニケーションを取る必要がありますので、こちらにもスキルポイントを振る、と。
さらに、難しいのは自分のことだけを考えていればいいのではなく。
やはり、組織ですから組織の中で目標を実現していきたい、となれば組織の中でスイスイ泳ぎ回ることができなければなりません。
「根回し」とか。上司が好みそうな「資料作成」スキルとか。
「飲み会」をうまくこなすためのスキルにも割り振る必要がありますね。
この辺り、独立して以降は全然違ってきまして。
税務調査対応をメインに仕事を請け負っておりますので、
まず「攻める」スキルよりは「守る」スキルですね。
別に調査官を攻める必要はないので。
クライアントの申告内容が間違ってないですよ、とわかってもらえばいいのです。
後は、クライアントとのコミュニケーション。
なんだかんだ、大事ですよね。
これができていないと、税務調査のときに、「エッ!?」ということがありますので。
税金の知識は必要でしょうが、自分がメインとしているクライアントの分布に応じて習得していけばいいですね。
何でもかんでも、税法を丸暗記する必要はないかと。
割り振る必要が無いけど・・・
スキルポイントをこれ以上割り振る必要が無い分野もあります。
「組織内での動き方」ですね。
今ではひとりで仕事をしていますので。
でも、「応用はできる」のです。(飲み会とかではなくて)
例えば、資料作成。
これ、要するにクライアントの目線に立った資料を作るスキル、と言い換えることができると思うんですね。
このスキルは組織を辞めても使えるな、と。
これまで割り振ったスキルポイントは、割り振りをやり直すことはできないと思っています。
でも。
無駄になるかどうかは自分次第で、身に着けたスキルは他の分野に応用もできるかなと。
新しくポイントを入手することも必要
そのためにはインプットが必要ですね。
ここが考えどころで、
「じゃあ張り切って税金の知識をみっちり身に着けるぞ」
とはなかなかならない(笑)
というか、せっかく組織を離れて自由度が増したのに、税金ばっかり勉強してもな、と。
仕事に必要かどうかで考える必要すらないと思ってます。
今、興味があるのは、
- Excel
- プログラミング
- 落語
- 哲学
- 温泉
- 文学
あたりですかね。
ここにスキルポイントを振っていきたい。
ここで「税金」とあえて書いていないのは、税金のインプットの割合を減らしたいなと思っているのです。
税金のインプットを全体の3割くらいにしたいなと。
ただえさえ真面目な人間と思われがちなので、税金ばっかり勉強して税金のことしか知らないというような人間にはなりたくないですね。
税金も知ってるし、他にはこんなことも詳しい税理士(例えば温泉とか)
という感じで、自分の個性を出していきたいなと思っています。
そのためには、普段から膨大なインプットが必要ではあるのですが、ここは今後の試行錯誤が必要ですね。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後から横浜へ。ライブに参加。