軸が無いと芝生が青く見える
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、軸と隣の芝生について。
ボチボチやり過ごした確定申告期
今日は3月15日。例年ですと、この日が確定申告の終わり、と一般的に認知されているように思います。
本当は、消費税の申告も考えると3月31日までは続くのかな、というところではありますが、
早いと年明けから2カ月近くはバタバタが続く、というのが一般的な税理士の印象でしょう。
SNSなんかを見ていると、
「残りはあと○件だ」
とか、
「今年の申告は全部で○○件受注した」
というような発信を結構見かけます。
この確定申告期間において、年間売上のかなりの割合を稼いでいる、という話も耳にしたことがありますし。
では、翻って弊事務所はどうか?
これがまぁ、一般の殺伐としたイメージとは違って、比較的穏やかな日々であったように思います。
去年は先輩の税理士さんのところでアルバイトしていましたが、今年は自身のクライアントの申告書を作成しておりました。
件数としては、ボチボチといったところではありますが、弊事務所は私しかいないひとり税理士事務所。
毎日、おいしいご飯は食べれています。これができていれば、及第点です。
とりあえず、貯金が減らないくらいには、稼ぐことができています。
ついでに、毎日テレビゲームを夕食後に遊べるくらいは、時間の余裕は持たせています。
これは、仕事が無い、ということでは?
全然ダメな方では?
ここですね。
全然、売上を上げていないじゃないか、と言われれば、それはその通り。
売上の多い順に税理士を並べた場合、下から順番を数えたほうが早い方でしょう。
でも、そもそも、こういう売上を上げていないという指摘。
何と比較をしてでしょうか?
何かしらの基準があるからこそ、自分は売上が多いとか少ないとか、そういう話が出てくるのです。
上を見ればキリがありません。自分より稼いでいる同業の方はたくさんいらっしゃいます。
事務所の規模も大きく、クライアントの件数も多く、従業員もたくさん雇っている。
でも、私としては別に売上の金額や確定申告の件数を競っているつもりはありません。
そこで勝った負けたをしていないのです。
確定申告の仕事に自分の時間や資源を全振りすることを抑えていた代わりに、
- 毎日のブログ更新を継続
- 伊豆へ泊りでお出かけ
- 北関東へ日帰りで温泉に入りに(今日もこれから)
- ライブに2日間現地参加
など、各種イベントに時間を割くことができています。
こういうことを犠牲にして確定申告の仕事を優先することに、自分が納得しているのかどうか。
売上の金額を増やすために、自分の全能力を傾けているのか。
自分がどういうことに対して、何に対して、重要視しているのか。
自分の軸を持つ
自分の軸が無い場合、すごく焦るのです。心配になるのです。
あれ、周りと比べて件数が全然少ない。
なんか、自分はヒマみたいだな。とか。
「隣の芝生は青く見える」のです。
でも、よくよく考えてみましょう。
自分の当初の目標はどうだったのか。税理士として、どうありたいのか。
周囲が気になる場合は、自分の軸、自分の価値観に立ち戻りましょう。
そうすると、隣の芝生を見ても、あちらはあちら、うちはうち。と思えるようになります。
行き着く先、ゴール地点が違うのですから、そもそも競うような相手ではないのです。
とりあえず自分としては、確定申告の仕事も多少はあるし、プライベートにも十分時間を割くことができたし、
きちんと生活を営むことができている。
もうこれで全然OK。
ぜひ、自分の軸を発見してみましょう。あるいは、思い出してみましょう。
ただし、焦りを全く感じないというのも問題です。
適格なライバル的存在は見つけて、その相手とは競いましょう。
そうしないと、張り合いが無いですからね笑
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からクライアントが来所。確定申告の打ち合わせと申告書の作成。
弊事務所はこれにて終了です。