成功は失敗の原因?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、成功と失敗について。
「失敗は成功のもと」
こういう格言を聴いたことがあるという方も多いでしょう。
失敗したことで原因を反省し、やり方を考えて改めるので、次は成功につながる。
こんな意味合いだそうです。
この格言には、「変形」もあるようで、
「成功するには、成功するまで失敗し続けること」
なんていうのも。
ここまで来ると、なんだか暑苦しいように感じますが、
「失敗は成功のもと」という格言自体は、
ポジティブな印象があるので好きですね。
何かに失敗した他人や、場合によっては自分自身のことまで励ますときに使います。
前向きにもなりますしね。
もちろん、この言葉尻だけとらえて、なんにも反省もしないし対策を取らないのであれば、
この言葉は効果を発揮しないのですが。
成功は失敗の原因
最近読んだ本で、こんな言葉を見かけました。
「失敗は成功のもと」
という言葉はよく聞きますが、
「成功は失敗の原因」とは初めて聞きましたね。
どういうことかというと、
成功するまではいいのですが、
成功したことによって、安心感や油断・気の緩みが生じてしまう。
そのことによって、思いもよらない失敗をしてしまう。
なるほど、確かに思い当たることはいくつもある笑
最初の慣れないうちは慎重に、手順書などを確認しながら物事を進めるものですが、
うまくいって慣れてくると、
手順を勝手に省略したり、手を抜いて適当にこなしてしまったり。
そしてそれが大きな失敗につながってしまう、と。
人間は弱い生き物。
こうなってしまうのは仕方がありません。
成功は悪いことなのか?
もちろん、そんなことはないでしょう。
成功しようと思って頑張って活動している方も多くいるでしょうし、
私だってそうです。
成功の定義は個人ごとに違うのでしょうが、
成功自体は一般的には良いことのはず。
成功したことで、
油断、緩み、
こういったものが起きてしまうから失敗につながってしまうのです。
この辺、組織で働いている場合は防ぐことは容易。
あのめんどくさい事務処理手順書の通りに仕事をすればいいですし、
仕事の上で何重にもチェックが行われるようになっていますので、
火種が小さいうちに対処が可能です。
でもこちらは個人事業主のひとり税理士。
自分の仕事は誰も見てくれませんので、
自分で自分の仕事をチェックするしかありません。
ま、これが結構大変なのですが、
結局のところ自分で自分に対して緊張感を持たせるしかないのです。
仕事で資料を作成する際は、
しつこいくらいにチェックをしたり
(ダブルチェック、トリプルチェック)
税務ソフトの結果を信用せずに自分でもExcelで改めて検証したり・・・
めんどくさいですけどね。
ただ、組織勤めの時に失敗するのと、個人事業主で失敗するのでは、
後者の方がダメージが大きいように感じています。
組織勤めのときは、組織がある程度ダメージを吸収してくれますしね。
「失敗は成功のもと」とは言うものの、
やはり、好き好んで失敗はしたくないな~
と、思います。
そして、日本には良いことわざがありますね。
「勝って兜の緒を締めよ」
という気持ちを忘れないようにしたいです。
【編集後記】
昨日は午前中は市ヶ谷で会合に参加。
池袋で昼食を摂り帰宅。
午後はブログを更新したり、お庭スペースに除草シートを設置したり。
まだ1月なのに、もう雑草が生えてきておる。早めに対策する。
夜は外出し、所属団体の打ち合わせ。