「この辺でいいか」とサボるAI

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、「この辺でいいか」とサボるAI。相手に応じて伝え方を変える、泥臭いマネジメントの基本、というお話。

AIだって「サボる」ことがある

生成AIをビジネスでもプライベートでも活用することが当たり前になってきましたね。

文句も言わず、一瞬で仕事をしてくれる「魔法の杖」のように感じられますが、

触る機会を増やしてみると、AIの「人間臭い弱点」が見えてきます。

AIも普通に「サボる」のです。

以前、約3万文字という膨大な文章の要約をAIにお願いした時のこと。

数秒でパッと要約文が返ってきたのですが、読んでみると、どう見ても要約内容が薄いのです。

そんな話で本文が終わっているわけないじゃない、と違和感を覚えました。

AIに要約が中途半端な状態で終わっているように感じると聞いてみたところ、

AIは情報量が多すぎると処理しきれず、適当なところで「まぁ、この辺でいいか」と要約を諦めてしまっていたらしいのです。

いかにも「仕事やりましたよ」という顔をして、実は中途半端にサボっていました笑

人間も機械も関係ない。相手に応じた伝え方

この「サボり」を見た時、私は思いました。

「これ、人間のマネジメントと全く同じだな」と。

人間の部下に対しても、「この3万文字の資料、全部いい感じに要約しといて」と丸投げすれば、途中でパンクするか、内容の薄い適当なレポートが上がってくるのがオチですよね。

相手のキャパシティを見極め、相手に応じて伝え方や対応を変える。

これはコミュニケーションにおいて絶対に欠かせないスキルですが、対象が人間であっても機械であっても、実はまったく関係ないわけです。

ユーザーが自分の都合で適当に丸投げすれば、AIも適当に打ち返してくるだけなのです。

泥臭い試行錯誤が実る嬉しさ

では、サボらせずにやりきらせるにはどうすればいいのか。

私が取った方法は、単純に文字量で分割してみることでした。

というか、AIに聞いたのです。

要約を途中であきらめないようにするには、どんな指示の出し方があるか、と。

そうしたら、「文字数を分割してみてほしい」とAIから言われました。

この辺、人間の部下とは受け取り方が違いますね。

人間の部下から、「自分を目いっぱい働かせたかったらこうしてくれないと~」などと言われようなものなら・・・。

AIに言われたら、仕方ないかなと思えるものです笑

3万文字を一度に読ませるのではなく、文章全体を5000文字程度に細かく分割して指示を出してみることにしました。

そして、AIからのアウトプットを確認し、「まだ薄いな」と思ったらさらに調整して、また指示を出す。

決してスマートな魔法ではなく、AIに対するマネジメントはまだまだ私の課題でもあり、泥臭い試行錯誤の繰り返しです。

しかし、そうやって指示の出し方を調整し続け、ついにAIが期待通りの素晴らしい成果を出してくれた時。

私は、「自分の試行錯誤がようやく実った!」と、確かな嬉しさを感じました。

AIは万能ではありません。

相手に応じて伝え方を工夫し、試行錯誤を繰り返すことで、初めて本当の能力を引き出せるのです。

AIを使っている方も、部下を持っている方も、相手に応じて「伝え方を変える」というコミュニケーションの基本を、改めて意識してみてはいかがでしょうか。

【編集後記】

昨日は午前中はオンラインで単発相談。

税務調査対策に関するご相談。

午後からはお客さまの決算申告作成。

オンラインで税制改正に関する研修会に参加。

夕食後も引き続き、お客さまの決算申告作成。