差別化は走りながら
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、「差別化」について。
意外とわかっていない
事業を立ち上げるときに、どうしても同業との「差別化」を考えなければなりません。
他の事業者と同じようなことをやっていても、なかなか選んでもらいづらい。
どっちも同じような商品、サービスなら、安い方でいいや、と考えるのが人情というもの。
こうして、値下げ値下げで消耗戦となり、そして・・・、となりがち。
なので、開業準備期間で「差別化」ということを一生懸命考えて、打ち出そうとすることが多いように思います。
ただ、人間は意外と自分のことについてはよくわかっていないもの。
自分がアピールしているポイントと、クライアントが評価してくれているポイントは必ずしも一致しているとは限りません。
質問してみる
一番いいのは、クライアントに質問してみるということ。
で、そのためには、仕事のご依頼をいただく必要があるわけです。
なので、
仕事をこなしつつ、クライアントに質問をして評価ポイントを聴く→差別化→仕事のご依頼→クライアントに質問→差別化・・・
という走りながらのサイクルになるように思います。
しっかり自分のアピールポイントをリサーチしてから開業すればいいんでしょうが、
限度はあるかなと。
なので、あまり頭でっかちに
「自分のアピールポイントとは・・・?同業との違いは・・・?」
って考えすぎず、まずは開業してみる。
で、最初のうちは、そんなに仕事も来ないので(私の場合)、
紹介会社やポータルサイトに登録して手数料を払ってでもまずはクライアントとつながってみる。
そうやって、走ってサイクルを回していくうちに、差別化ができるようになり、
自分でクライアントからのご依頼を受けることができるようになる・・・。
私としては、まだサイクルを回している途中ではありますが・・・。
最初は「元国税」から
私が最初に考えた差別化、
「元国税」
でした。
税務署で昔働いてました、
と言うと、まぁまぁアピールできそうな気がしていました。
ただ、数万人いる税理士の中で、元国税というのは実は割といたりします笑
国税組織で定年まで働けば、税理士資格を自動的に取れますので、定年退職後に税理士として開業される元国税の人間は多いのです。
なので、元国税だけではちょっと足りない。
そこに、「若さ」を掛け合わせ、差別化の制を精度げます。
30代半ばで開業、世間ではもう「若い」なんて言っていられないかもしれませんが(前職では「ベテラン」に片足突っ込んでました)、
税理士業界では30代は「赤ちゃん」です。
高齢化、激しい業界なんです。
「元国税×30代」
これだけでも実は該当する税理士、少ないのでは?と。
30代の税理士の方とは、リアルやSNSなどでもつながりがありますが、
そこに元国税も、というと、グッと少なくなる印象です。
なので、まずはこの2つのポイントで押し出そうかと思っていました。
でも、仕事をしていると、実はこれ以外のアピールポイントも出てきたりするものなんです。
差別化、まだまだ精度が悪く、自分の中で探究していることではありますが、
クライアントに質問するのもそうですが、
クライアントとの何気ない会話ややり取りの中でもヒントはあったりします。
で、何気ない会話の方が実はヒントが多かったりするように思います。
意外と、本音はポロっと出たりするものなので、
これをキャッチできるかどうか、自分のアンテナを磨いておく必要があります。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは税務署との打ち合わせだったり、クライアントの申告作成準備。