自分の利益の測り方
先日、事務所の月次決算をして
9月1日に開業してから初めて月末を迎え、事務所の月次決算を行いました。会計ソフトからデータをエクスポートして、エクセルで作成します。
数値が1月分とはいえそろったので、本来なら各種の数値を使って分析するのでしょうが、当事務所は税理士がひとりで運営しているもの。
財務分析で使う指標があまり実態をとらえていないような気がします。
何から利益を生み出しているのか
そもそも、原価・在庫がありませんし。大勢人を雇って、だと人件費が原価みたいなものなんでしょうけど。
月次決算の資料を見ると、低コストだなーと思います。
一番かかっているのは事務所の家賃。次に書籍代、消耗品、旅費。例外として税理士賠償保険料。
こうやって見ると、何が利益を生み出しているのか。税理士という仕事柄、自分の頭の中にある知識やこれまでの経験、獲得したスキルをお客様に提供して収入を得ています。
であれば、自分へのインプットにかかった費用が原価と言えるでしょう。書籍代、セミナー代です。この2つをもって、算定するとどうか。
実感としては違うかなと思います。特定のお客様からの収入につながった知識やスキルは、そのお客様だけにしか提供できないのか。そうではない。当然、必要としていただける他のお客様にも提供はできます。また、インプットした内容を動画などで販売すれば、すそ野は広がる。
利益率はうなぎ登りでしょう。これでは、自身の業績を図る数値としては使いづらい。
「実働時間」を原価として考える
時間は本来は決算書上は出てくるものではありません。ですから、本来は時間を使って業績を図るというのはおかしいのかもしれません。
ただ、ひとりで働いて、低コストで事務所を運営しているとなると、他に使っているものは「時間」と考えるのが実態を表していると思います。
どのお客様との面談に準備時間がどれくらいかかって、面談の時間が何時間で、その時間を投入して売上がいくらなのか。
インプットに何時間かかって動画商品を作成し、売上がどれだけあがったのか。
1実働時間当たりでどれだけ売上があったのか、という考え方も自分の業績を見る上ではあり得るよなというお話。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
そして午前と午後でオンラインセミナー2つ受講。現地で2つ受講となると体力的にキツイので、自宅で受講できるのはありがたい。
夕方からは都心で書籍の仕入れ。