今までの文化や慣習をリセットする
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、今までの慣習をリセットしようというお話。
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人間は染まるもの
自分の考え方や行動パターンは、生まれつき決まっているものもあるでしょうが、
人とのかかわりの中で別の人の影響を受けることも大いにあるでしょう。
ある意味、子供のうちに義務教育で学校に強制的に入れるのは、社会に出るうえで都合のいい考え方や行動パターンを刷り込むため、とも考えることができます。
そこにプラスして、就職して働くようになると、勤務先の文化や慣習というものが染み付いてきます。
組織で動く以上は、組織の理念だったり方向性を社員に刷り込むのは当たり前と言えば当たり前で。
それ自体は悪いことではないですよ。
社員の向いている方向だったり、社員が勝手に考えて行動し始めたりすると無茶苦茶になりますからね。
自分自身が会社の文化や慣習に合っているなら、それは歓迎すべきことです。
それは「働きやすい会社」ということになります。
でも、無理して合わせていたとしたら?
退職して2年経ちました
それでも、前の職場の文化や慣習を引きずっているように感じてます。
これは主観的なものですが、12年もの長期間にわたって同じ職場にいましたので、
ある程度抜けるにはそれと同じくらいの期間がかかるのかなと思います。
もちろん、良い部分もありまして、
税務や会計に関する知識やスキル、
税務調査の経験、
学ばせてもらったこともたくさんあります。
ただ、やはり無理をしていたのかな~と思うところもありまして、
前職時代の終盤では、心身ともに相当疲弊していました。
これ以上、仕事が忙しくなると耐えられないだろう。
こういう判断もあって、退職を選んだことは否めません。
私の場合は、組織の文化や慣習にうまく合わせることができていたので、それなりに評価はしていただいていたようです。
「合わせる」ということは、当然自分自身を押し込めて、という意味ですからね。
やはり、組織の文化や慣習に合わせることができる者は、取り立てられます。出世します。
合わせることができない者、文化や慣習を拒む者は日陰に追いやられます。
・・・公の組織ですから、クビにはなりませんね。そこはまだマシかなと。
結局、これ以上合わせることができないし、かと言って日陰に追いやられるのもイヤなので、辞めた。
ということなのです。
また違った人間関係を
もう退職したのですから、合わせるモノはないはず。
でも、あれだけしんどいなと思っていた文化や慣習に、それでも無意識に合わせようとしてしまうんですよね。
もう関係ないから、どうでもいいはずなんですが。
それだけ、思考や行動パターンに染み付いているとも言えます。
文化や慣習をリセットして、本来の自分を取り戻したい。
そのためには、環境を変えるのが効きます。
住環境、食環境、もちろん人間関係も。
住環境は、ちょっとハードルが高いですかね。
でも、住む場所を変えて、都心から郊外に移ったことで、ずいぶんと穏やかに過ごせるようになりました。
その代わり都心に出るには時間がかかるようになりましたが、そこは別に朝8時過ぎから出勤なんてしなくていいわけで。
オンラインを活用したり、少し遅めに仕事の予定を入れればいいんです。
食環境、特に私の場合はお酒ですね。
お酒、本当に飲まなくなりました。前職はお酒とは切っても切れない文化がありましたので、飲み会の機会も多いですし。
それが、パタッと。
そのお酒、自分は欲しているの?と思ったところ、いらないよねという回答が自分自身から返ってきましたので、辞めました。
懇親会など、イベントごとを除き、飲酒は無くなりました。
ただ、この暑い時期。ノンアル飲料は飲んでます笑
最近はバリエーションも増えて、結構楽しめます。
人間関係。
前職の方たちとはルール上は接触できないので、完全に変わりましたね。
そうすると、やはり本来の自分に少しずつ戻ってきた影響か、色んな方たちと知り合うことができるようになりました。
結果、良い影響を受けるんですよね。
人と付き合う以上、その人から影響を受けるのは当然ですから、人間関係を変えると自分自身も変わるんですね。
ですから、これまでの文化や慣習をリセットするには、色んな方と会ってみましょう。
カルチャーショックを受けることもありますが、それが刺激となってこれまでの文化や慣習をリセット、できるかもしれませんよ。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは事務所でクライアントと打ち合わせ。税務調査の立会いについて。
夕食後はオンラインセミナー。