人は役を担って現れる

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、人は役を担って現れる、というお話。

人生の舞台に現れる、様々な「配役」たち

長い人生を歩んでいると、自分の目の前には実に色々な人たちが現れます。

困ったときに手を差し伸べてくれた人、

温かい言葉で励ましてくれた人、

心から応援してくれた人。

そうした素晴らしいご縁に恵まれてきたことは、本当にありがたく、感謝してもしきれません。

しかしその一方で。

思い出すだけでも気が滅入るような理不尽な人、

深く傷つけられた人、

二度と顔も見たくないような嫌な人とも、

少なからず出会ってきました。

かつての私は、そうした相手に対して

「なぜあんな理不尽な目に遭わなければならなかったのか」

「あの人のせいで散々な目に遭った」

と、怒りや悔しさを抱え、ネガティブな感情を引きずっていた時期がありました。

しかし、あるときふと考えてみたのです。

私は、自分の身に起こることすべてに意味がある、と考えています。

だとしたら、

その人は私に何か大切な学びや気づきを与えるために、わざわざ目の前に現れてくれたのではないのか、と。

そう捉え直してみたとき、その人たちは単なる「悪者」ではなく、

私の人生という物語において、

「私に気づきを与えるための、嫌な役という配役」を担って現れてくれたのではないかと思えてきたのです。

「艱難汝を玉にす」――すべては今の自分を作る大事なイベントだった

もちろん、理不尽な扱いを受けたり、嫌な思いをさせられたりした渦中では、

とてもそんな風に綺麗事では片付けられません。

怒りで眠れない夜を過ごしたこともありますし、

悔しさに身を悶えさせたこともありました。

そうした苦境に立たされたとき、

私自身がずっと心の支えにしてきたスローガンがあります。

それが、

「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」

という言葉です。

人は困難や苦労を乗り越えてこそ、

光り輝く立派な玉のように磨き上げられる、

という意味の格言です。

理不尽な人間関係や失敗に直面したとき、

「これは今、自分という人間を磨き上げるための試練なのだ」

「この苦難を乗り越えた先に、一回り大きくなった自分がいるはずだ」

と自分に言い聞かせてきました。

相手をただ恨んで被害者のままで立ち止まるのではない。

その悔しさをバネにして、自分の仕事のスタンスや生き方を見つめ直す。

そうやって乗り越えてきたからこそ、あの苦い思い出の数々は、

ただの傷跡ではなく「今の自分を作ってくれた大事なイベント」だったのだと、

今なら胸を張って言えるのです。

「新たなクエスト」を面白がり、感謝して手放す

そうやって過去の苦難を成長の体験へと昇華できるようになると、

見え方そのものが大きく変わります。

嫌な役目を買って出てくれた人たちのおかげで、今の自分の軸が鍛え上げられたのです。

そう思えば、相手を憎み続ける理由はどこにもありません。

心の中で「私を鍛える役を演じてくれてありがとう」と感謝して、舞台の幕を下ろせばいいのです。

そしてこれから先、もしまた理不尽な出来事や厄介な人間関係に直面したとしても、

もう怯える必要はありません。

「おや、また自分をレベルアップさせるための新たなクエストが発生したな」

と、ゲームのように一歩引いた視座で面白がって攻略していけばいいのです笑

【編集後記】

午前中はブログ更新。

以降はオフ。

【筆者紹介】

 

 

 

 

 

 

 

 

【国税OB】の税理士・村田龍矢        (Tatsuya Murata)。練馬区を拠点に、個人事業主や経営者に向け、難解な税金や実務の仕組みを分かりやすい言葉に「翻訳」して発信中。税務署側の視点と実務経験を活かした、安全で確実な税務サポートと、経営者の時間を奪わないスマートな非同期コミュニケーション(メール・チャット特化型)を得意とする。