オピニオンはどこまで?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、どこまで意見を聴くのか?
知っている人に話を聴く
自分が知らないことを学ぶという場合、始めやすいのが書籍に頼るやり方です。
ネットで注文すれば、翌日には届く時代。
しかも、「安い」。高度な専門書であれば、1万円近くすることもありますが、精々2~3千円も出せば大概の書籍は買うことができます。
でも、書籍で学ぶということは、自分との戦いとなることが多い。
文字を読むことが苦手な方には苦痛でしょう。
であれば、知っている人に教えてもらう、という手段がおススメです。
この場合は、自分が必要な情報を一足飛びに手に入れることができます。
本当は書籍で学んで、という方が血肉になると個人的には思いますが、何分「時間がかかる」。
教えてもらえば、ショートカットできます。
セカンドオピニオン、サードオピニオン・・・
教えてもらう、というのも「相性」があります。
別に師匠と弟子、という関係ではないのですから、
「あ、この先生は合わないな。」
となったら、躊躇なく変えたほうがいいでしょう。
お金も時間もかかっているはず、相性が合わない相手と付き合い続けるのは苦痛です。
逆に、相性がいい方に教えを請うことができる場合。
この場合でも、その方だけにひたすら教えてもらうことがいいかどうかは別問題。
セカンドオピニオン、サードオピニオンという言葉が世の中にはあります。
同じ疑問点に対して、複数の別の専門家に意見を聴くことだそうです。
私も、セカンドオピニオンとしてのご相談をしたいと希望されたこともありますし、受けてもいます。
→単発相談
逆に、私のクライアントで、セカンドオピニオンを他の税理士にしたいというケースもあるでしょう。
こうなったときに、どう思うか。
信用されていない、とは思いません。
セカンドオピニオンの結果、私の見解と同じなら、むしろより信用していただけるのではないでしょうか。
そのように考えています。
国税OBという属性について
よく、税務署絡みのことで質問を受けます。
調査案件についても。
私が思うのは、こういうこともセカンドオピニオンをしていただきたい、ということ。
「国税OB」といっても、色んなご経歴の方がいます。
上場企業の調査が長かった方、不正取引をしている納税者と対峙することが多かった方、国税庁などでの勤務が長く組織の方向性についてよく知っている方、など、さまざま。
で、質問されたことに対するアドバイスとして、
自分が見て知って経験している範囲
でしか回答はできません。
国税OBの書籍を何冊か読んだことはありますが、
「へぇ~」と思うこともありますし、逆に「え?」と思うこともあります。
これはむしろ当然で、書いている本人にとっては「実際に経験した本当」のことなんでしょう。
私が「え?」と思うことは、単に私が経験不足なせいかもしれません笑
なので、国税OBに対しても、
「この人に聞いておけば大丈夫」
ということはないのかなと。
もし、国税OBに相談したいということがあれば、セカンドオピニオン、サードオピニオンと、色んな経歴を持った方に同じお話を聴いてみることをお勧めします。
・・・全員、アドバイスが違うかもしれませんが、それをどう生かすかは自分次第。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からはクライアントの申告作成。