慎重さと思い切りのバランス
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、慎重さと思い切りについて。
私は慎重な人間である
慎重さという言葉に、どんなイメージがありますか?
- 落ち着いている
- 思慮深い
- 危険回避
- 行動しない
- 臆病
ポジティブなイメージも、ネガティブなイメージも、両方あるでしょう。
慎重な人間は、「危険回避」方向に物事を考えていると思います。
あんなことが起きたらどうするか、こんな危険があるかもしれない、と。
頭の中で色々と考える。
考えるだけなら良いのですが、これが、
- 変化を嫌う
- 行動しない言い訳になる
- とにかく反対
こちらに出てしまうと、単なる面倒な人になってしまいます。
こうなってしまうと困りもので、何もしなくなってしまうのです。
昨日と同じ明日を過ごす、その先もずっと。
根元には、臆病という感情があるのではないでしょうか。
だからこそ、色々とあらかじめ考えて、怖いものが無いかを見つけようとする。
そりゃあ、今のままでいたほうが安心ですしね。
私は思い切りが良い
思い切りの良さ、これにはどんなイメージがあるか。
- 即断即決
- 話が早い
- 行動力がある
- 短慮
- 無謀
- 浅はか
とか。
行動するためのエネルギーが高い方なのでしょう。
行動すれば結果がついてくるとか、行動しないと事態が変わらない。
こんな風に考えているのかもしれません。
何もしなくても、周囲はどんどん変化していきますから、それを眺めているだけでも自分が変わったように思えます。
でも。それでは時間がかかりますので、自分自身で思い切りよく行動することも大事。
その代わり。短慮、無謀さが前面に出てしまいますと、
ちょっと考えたらわかるだろう、というトラブルに巻き込まれるかもしれません。
ちょっとした失敗くらいであればリカバリーは効きますが、最悪命に係るような事態になったとしたら・・・。
慎重に考えて、思い切りよく行動する
慎重さも、思い切りの良さも、両方欲しいですね。
どちらかだけしかない、というのはあまりにもバランスを欠いているのではないでしょうか。
私自身は、慎重な人間だと思っております。臆病なくらいかもしれませんね。
だからこそ、安定しているお堅い公務員なんていう職場を選んだのですし。
それでも、勤めているうちに「独立開業」という文字がチラつくようになります。
それはもう、色々と考えました。
税理士と言っても、それだけで食べていける時代ではありません。
数も多い。全国で8万人もいるそうです。
独立開業した後も、アルバイトしながら食いつなぐ方もいるとか、別の税理士事務所さんに吸収されるとか。
色んな怖い話も聞きました。
方や、公務員。
黙々と真面目に働いていれば、毎年月給は上がります。ボーナスも必ず出ます。
退職する年に、昇格もしていました。
臆病な私にはぴったりな環境です。
でもその代わり、差し出すモノも多い。自分の時間、労働力、資源。
組織勤めのストレスもある、残業もある、意にそわない仕事を任されるかもしれない。
この2つを天秤にかけて、それはもう考えました。
で、お金をためて当面の生活費を確保できたことと、自分のこれからの進路を冷静に検討した結果、
エイヤッと退職することにしました。
慎重に考えることは必要です。でも、最後には思い切りの良さが欲しいところです。
考えて考えて考えて、眠れなくなるくらい考えた後は、思い切りの良さでスパッと決断する。
慎重なことはとても良いこと。美徳だと思います。
でも、最後の1割に思い切りの良さがあってもいいのではないでしょうか。
9割の慎重さを発揮して一生懸命考えて、残りの1割で思い切って決断して行動に移す。
結局、考えるだけでは何も生まれないのです。考えた結果を行動に移してこそ、結果が自分に返ってきます。
慎重さと思い切りの良さ、どちらも自分に欲しいですね。
【編集後記】
昨日は早起きしてブログ更新。
朝から出かけ、群馬へ日帰りで温泉に入りに。