国税職員時代の思い出⑦
今回は、私がいた税務署の法人課税部門のお話をします。
<参考>
とにかく人数が多い
私が配属になった税務署は、法人課税部門の職員が多くいました。
「部門」の数は二けた。
職員数は100名超えていたんじゃないでしょうか。
そして調査官の所属する部署も様々。
一般の調査をする部門もあれば、悪質な申告をしていることが想定される会社に無予告で伺って調査をする部門、繁華街の飲食店などをメインに調査をする部門。
そこに、「特官」が複数名と国際の専門官や広域で調査を企画する担当の職員まで。
・・・最初の頃は何が何やら。
意外と人間関係は「狭い」
これだけ人間がいながら、仕事上関わるのは10名くらいです。
まずは同じ部門の職員。
大体、税務署の普通の部門は、
統括官1名、ベテランの上席1名、再任用1名、若手調査官2名、新人1名
といった構成が多いように思います。(あるいは、上の構成より、若手調査官が1人少なくなるか)
ここと、後は仕事上関わる職員と言えば、法人の「第一部門」の職員の方々。調査を行えば必ずこの方たちのチェックが入ります。
他の部門の職員との交流、ですか。
基本的には、ありません。(少なくとも私は)
仕事上で関わることは、ほぼない、と言ってもいいでしょう。
税務調査は「1人」で行います。部門全体で何か調査を行う、というのは例外的。無予告で飲食店に調査に入る時くらいです。
ましてや、部門をまたいで何か仕事をするかと言えば、ないのです。
こんな具合なので、意外と同じスペースにはいますが、人間関係は極めて狭いのです。そのため、コミュニケーション能力が高い方でないと、知り合いがあまりできずに一年が終わってしまいます。
・・・まぁ。若手の間は、「若手会」と称して期別が近い若手同士で飲みに行くこともありました。そこに、署のエライ方もお招きしたりして。
こういうイベントごとで、人間関係が広がっていたのもまた事実。
年2回の全体の懇親会
私がいた税務署は、当時は法人課税部門が2フロアに分かれていました。
・・・人数が多すぎて。
ということで、法人課税部門の職員が一同でそろう機会が、全体の懇親会です。
確か、年に2回。新年会と年度末だった気が。
場所は毎回同じ。
・・・人数が多すぎるので会場候補が他にないんです。
100名近い職員で行う懇親会は、壮観でした。
ただ、年度末になっても「はじめまして」の方が結構いました。これは、大きな組織だとこんなものかもしれませんが。
【編集後記】
昨日は午前中はオンラインセミナー受講。調べものについて。
午後から毎日のブログ更新と、お客様の仕訳チェック。
夜からはシミュレーションゲーム「Victoria」を遊ぶ。シリーズでⅢまで出ているのに、あえてのⅠを遊ぶ。