国税職員時代の思い出30

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、国税職員時代の思い出。最終回です。


<前回>


庁舎から出て・・・

退職の辞令を受け取り、これで民間人か~、という感傷に浸る間もなく、次の一手を打ちます。

庁舎から出たその足で、一番近い郵便局へ。

税理士登録関係の書類を提出しに行きました。

はい、前職を辞めたその日に。

というのも、「税理士の登録」にも締め日がありまして。

毎月の特定の日にちまでに申請書類が到着しないと、審査終了が1ヶ月単位で後ずれするんです・・・。

それは嫌だなと思いました。

何分、「無職」ですので。

一刻も早く税理士の登録ができないと、収入を稼げませんからね。

なお、その間の税理士登録までの体験や申請にあたっての時系列など、よろしければ参考に↓

動画 元国税調査官の税理士試験免除申請の記録

開業にあたってまずやったことは

「このブログの更新」でした。

この「税務のCORNERSTONES」のブログ、実は数年前にドメインをとって立ち上げてはいたんです。

ただ、立ち上げ当時は気合を入れすぎまして。

一つの記事を作成するのに丸1日かかっていたことも。記事内容も、裁判例の解説をやっていたりして、しんどくてすぐに更新を止めてしまいました。

休眠状態だったブログの再開をまずやったのです。

再開後の最初の記事は「一言」だけ。↓

退職の日

わずか100文字ちょっとです。

これが毎日更新を続け、ここまで更新記録を重ねることができるとは。

あ、税理士登録が完了するまでは、税金関係の記事は書かないようにしていました。

どこで審査に差し障るのか、わかりませんからね。

1年経って思うこと

当時はやけに焦っていましたね。

速く収入を稼げるようにならないと、と。

世間では、退職後しばらくはのんびりして英気を養って、ということもあるそうですが、私の場合はエンジン全開。

のんびりする間もなく、開業に向けて動いていきました。

ただ。今思い返すと、もう少しゆっくりしてもよかったなと。

今では気楽にひとり税理士生活を営んでいますが、前職時代は今と比べて段違いにハードでした。

ストレスもありましたし、特に最後の数年間は若干バーンアウト気味だったようにも思います。

最初の方は仕事なんてなかなか来ないんだから、ゆっくり進めても良かったんですよ。

こういう思いもあって、今では十分に休息が取れるよう、生活スタイルに気を付けています。

「細く長く」税理士稼業を続ける、という方が自分の性に合っていますので。

【編集後記】

ということで、「国税職員時代の思い出」の連載は今回で終了です。

退職してから1年しか経っていませんが、もうすでに記憶がおぼろげに。

せっかくいい経験をさせてもらったので、忘れてはもったいない、ということで始めたこの連載でした。

さて、昨日は朝一のブログ更新。

その後すぐ神奈川県まで出張。

税務調査の立ち会いでした。