国税職員時代の思い出③

前回は、国税専門官試験を受験して内々定をもらうまで、でした。


<参考>


関東への引っ越しの準備と「3・11」

国税専門官に採用された新人職員は、4月から埼玉県にある税務大学校という研修施設で新人研修を受けます。

さらに、私の場合は就職先が「東京国税局」だったため、研修開始イコール故郷から引っ越し、ということ。

研修が始まるときに提出を求められている書類をそろえたり、引っ越しの準備でバタバタとしていました。

そんな中、高校の卒業証明書(こんなものまでいるんです)を取りに行った帰り、電車に乗っているとケータイ(当時はスマホが出始めたばかりでした)に東北で巨大な地震が起きたという速報が。

津波の被害や、原発事故もあり、これからどうなるのか、という大きな不安を感じていました。

ちなみに、東日本大震災以降しばらくの間は、「地震が起きたときは何をして、どうだったのか」という話題が職場や調査の現場ではよく出ていました。

地震で交通機関が動かなくなったから自宅まで歩いて帰ったとか、調査先の会社のご厚意で会議室にそのまま泊めてもらった、とか。

研修生活

研修自体は、淡々と始まりました。

カルチャーショックを受けたのは色々あります。

一番は「入学式」があったこと。社会人となって入学式に当事者として出席することになるとは思っていませんでした。

そして、その入学式は「練習」もあるのです。

国税組織のエライ方も式典には出席されるそうで。

この組織が体育会系だとはっきり思い知ったのはこのときでした。税務大学校。「学校」というだけあって、校歌があるのです。その校歌を入学式で研修生が歌うのですが、その練習が・・・。

コレ、令和の今でもやっているんでしょうか。

若手職員の方、よければ教えてください。

研修後の配属先が決まる

楽しかった研修生活(この気持ちは本当)も終盤になると、研修後にどの税務署に配属になるのか「予告」がなされます。

東京国税局の所管は、東京都・神奈川県・千葉県・山梨県の1都3県。意外なことに埼玉県が入っていないんです。ココは勘違いしやすいところ。

この中の、どこかの税務署に配属されることになります。ただ、前評判として、

山梨県の配属はない

ということと、

千葉県で配属されるのは一番遠くても成田

だと言われていました。

実際、全員調べたわけではありませんが、そのような結果だったと思います。

【編集後記】

昨日は朝一のブログ更新とホームページのコラム掲載。

午後からはオンライン上で質問に回答したり。定額減税や確定申告について。

夜は、信長の野望。九州に攻め入り、熊本のあたりまで占領。この辺りで講和する。「これくらいにしといたるわ」