国税職員時代の思い出その29

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は国税職員時代の思い出。退職の日です。


<前回>


退職当日

自分の身の回りの物は、前日までに回収されるか、廃棄するか、あるいは私物なので持って帰るか。

キレイにしておきました。

机や引き出しなんかもアルコールシートで拭いておきましたね。(除菌)

で、退職当日ですが。その日はちょうど定期人事異動の日でもありました。

職員が退職する場合はキリ良く月末とかを選ぶことも多いんですが、私の場合は事務の都合上どうしてもこの日になってしまいました。

最後までバタつく

普通、どうなんでしょう。退職当日というものは仕事なんかしないでしょうから、のんびりセレモニーに参加して、という感じなんでしょうか。

私の場合は最後の最後までバタバタ。

実は最後の大仕事がこの日にあるんです。

それは、人事異動の辞令交付の介添え。

学校の卒業式とかでもありません?

そう、エライ人の横にいて証書とかを渡す係の人。

それを本当の最後の仕事としてやらねばならなかったのです。

辞令交付は朝イチから行いますので、その準備で大忙し。私が当時いた部署では、辞令を交付する対象の方は確か100人ほどいたような気がします。(もう記憶が・・・)

「これで国税職員として最後の日か~」

などと余韻に浸っている暇は全くなかったのでした。

それにもちろん、自分自身も辞令交付の対象者です。

介添えという役割上、私が辞令を交付されるのは一番最後。

「村田龍矢。辞職を承認する」

という言葉と共に、辞令を交付されました。

この瞬間、国税職員としての立場を失い、一民間人となったのでした。

全然、最後の日っぽくなかった

一応、この日で最後なんですけどね。

辞令をもらったらあいさつ回りしたりするんでしょうけど、そんな暇もなく。

辞令交付のイベントで、うーん、2時間くらいかかったんじゃないかなと。

で、大体はお昼ご飯を食べた後から各自が異動先の部署に移動を開始することが多いので、自席にいることもできずテキトーな場所に荷物を移して一息。

ここまでバタバタしていると、退職するっていうのに何の感傷もわかないんです。不思議なもので。

最後、周りの職員の方に退職のあいさつとお花をいただいて。

昼食後にサッと庁舎を出ました。軽く出張にでも行くような感じで。あっさりしたものです。

辞令をもらった以上、民間人。後任の方も来るだろうし、いつまでも居座るわけにもいきません。

【編集後記】

昨日は朝一のブログ更新。

それとお出かけ。群馬から新潟まで。背脂ラーメンを食べたり、温泉に行ったり。日帰りで。