国税職員時代の思い出その21
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は国税時代の思い出、自粛期間中の調査について。
<調査部編>
人事異動で新体制となったが・・・
人が変われば雰囲気も変わるもの。
人事異動を迎えてまた新しい1年が始まります。
通常は、新体制となって士気も多少は上がるのですが、この年は自粛期間中。
税務調査にドンドン出かけるということができませんでした。
出勤も厳しく制限されます。
宣言発令ともなると、各部門2人だけとか・・・。
ただ、この頃にはさすがに在宅勤務ができるように体制が整ってきました。
なんと、自席のパソコンを自宅へ持って帰ることができるようになったのです!
パソコンを使う仕事が自宅でもできるように。
・・・国税の職場はこんなものです。
しかも、自宅へパソコンを持ち出すときの手続きに1時間程度かかるんです。そして自宅から職場にパソコンを持って帰ってきたときもまた手続きに1時間。
在宅勤務の準備で何時間潰れるんでしょうか?
特別調査部門は平常運転
税務調査もなかなかいけず、普段通りの調査ができなかったようです。
「ようです」というのは、特別調査部門では普通に税務調査を実施していました。
もちろん、納税者側の了解と、感染対策を徹底したうえで。
この時期の仕事については、明暗が分かれたように思います。
税務署では調査が全然実施されず、若手の調査経験に深刻な影響を及ぼしたようです。
このあたりの影響を今後どうフォローするのか、結構重要な気がするのですが・・・。
「おもしろい」事案を担当できること
不正が想定される事案は、特別調査部門が優先的に実施します。
ですので、特別調査部門にいたほうが、「おもしろい」事案に触れる機会は増えます。
その分、ハードではあります。
反面調査、現物確認調査、銀行調査に管外出張や取引図の作成。質問応答記録書も場合によっては何件も作成することになります。
調査で必要なことは全部経験できると思います。
特に一番若手は。
残念ながら、税務調査のスキルは、やはり実際に自分で経験しないと身につかないのです。
一般の部門でも身につかないとは言いませんが、調査の密度は特別調査部門の方が濃いです。
こういう部署は若手のうちに行っておくと良いと思います。ここで学んだ経験は、一生モノですので。
(逆に経験値が浅い状態で年数を重ねてしまう方が、結構キツイと思います。)
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。午後までかかった。
その後はネタのプロットを書きだし。ネタは多めに。
夜は事務所ホームページの改修。検索順位が40番前半をうろちょろしているので、何とか底上げを。
何より暑かったー