国税職員時代の思い出②

前回は、国税専門官試験の受験を決めるきっかけについて、でした。


<参考>


下宿を引き払う

授業にサークルにゼミに、とバタバタの日々を若さで乗り切って、4回生に。

私自身、3回生の段階で卒業に必要な単位をすべて取っていたため、4回生は授業の履修登録をする必要がなく、大学に通うことが無くなっている状況でした。

そのため、下宿先を引き払い、実家の近くのアパートに移りました。

不思議なもので、4回生ともなると、先ほどの理由で授業はないし、毎週土曜日のサークル活動は参加を免除されるし(シューカツのため?)、母校の大学では、4回生の卒業論文は卒業のためには必須ではなかった(当時は)ので、ゼミ活動もない。(だから私、「卒論」というものは書いてない)

何にもないのです。

言い換えれば、公務員試験だけにエネルギーを注げる状態、ということでした。

とにかく、筆記試験で上位に食い込めば・・・

当時、色々と国税専門官試験の情報を探っていて、「筆記試験で上位に入れば、面接試験も突破できる確率が高い」と自分の中で結論を得ました。面接が得意ではない自分にはありがたい。

そのため、夏の筆記試験まではとにかくガリガリと過去問を解きまくる。

面接対策は、筆記試験の後にやればいい。

ちなみにこの間、裁判所事務官と国家Ⅰ種も「記念」受験しています。試験会場の雰囲気に慣れる、ということで。(確か両方とも筆記で落ちていたような・・・?)

ただ、この一点集中方式のおかげで、割と良い成績で筆記試験を突破することができました。その時は本当にほっとしましたね。

「あっさり」だった面接試験

筆記試験の日から約1ヶ月で面接試験です。筆記試験のことは忘れ、今度は面接試験に一点集中です。

受験予備校の面接対策やエントリーシート対策講座に通って、慣れない面接試験に必死でした。

当時の面接試験は2回行われ、最初は住所地近くの国税局での面接でした。

もう本当に緊張しました。面接の待機時間中に本でも読んでいようと思っていましたが、まったく頭に入らず。ただ、幸いなことに面接ではイジワルな質問をされることがなく。淡々と終わりましたね。

1回目の面接が終わって今度は2回目の面接。場所は、東京でした。

その日は確か相当早起きして新幹線に飛び乗って東京に向かったことを覚えています。

面接会場について待機していましたが、とにかく長い。やたら待ちました。全体の面接が終わったのが夕方17時を超えていたと覚えています。いろいろ時間が押していたようですし。

その割に、2回目の面接はアッサリ。面接というから何を聞かれるのかと思っていたら、その場で即座に内々定をいただきました。筆記試験で良い結果を出した甲斐がありました。(と思っています)

ちなみに、面接終了後は即座に実家に向けて帰りました。なんとこのとき乗った新幹線がまさかの「ひかり」。ずいぶんと時間がかかるなと思っていたら。「のぞみ」と間違えていたんですね。

・・・そして今の私なら、「前日入り」はしたいですね。

【編集後記】

今考えると不思議です。

「0-100」でこんな賭け事みたいなことをしてしまうなんて。当時の自分は、「国税専門官に合格するに違いない」という、強固な思い込みがありましたから・・・。こんなやり方、誰にでもできることではないでしょうしオススメはしません。

さて、昨日は朝一のブログ更新と事務所ホームページのコラム掲載。

午後からはホームページ改修作業をぼちぼちと。後は、オンライン研修受講。今更ながら民法の相続法改正について。5年前ですか。当時は調査部で大企業相手の仕事がメインだったので、完全に放っていましたね・・・。知識は幅広く吸収したいです。

夜は信長の野望。東北地方に順調に進出。