国税職員時代の思い出その16

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、内部事務担当の思い出。この1年があったから、調査部でやって行けたかなと思う、それくらいの経験。


<国税局編>


担当は内部だけど

調査部に異動して3年目。やっと調査を担当する部署に異動できました。こんどこそ、念願かなって。

私の仕事は、「内部事務担当者」。でも、法人税に関する仕事がようやくできます。

久しぶりに法人税や消費税の申告書を見たときは、感動すら覚えました。(2年ぶりです)

仕事の中身としては、

・部門で所管している法人さんから出てきた諸申請や届け出の審査

・提出された申告書の中身のチェック

・調査が終わった事案の、最終処理(これが結構大変)

・その他雑用

こんなところかなと。

・・・部門では一番下っ端だったので。「まだ」雑用もやってました。

ようやく「外の仕事」へ

そして、ようやく調査の仕事ができるようになりました。

内部事務担当とはいえ、調査の仕事もやります。

というか、この記事をご覧いただいている後輩の皆さんには、内部事務担当のうちに調査に出てほしいなと思います。

調査に出るようになると、内部事務担当のときの知識はほぼ使いません。

また、調査の仕事をイチから勉強しなおしです。

これが結構、大変なのです。数字のプレッシャーも当然ありますし。

内部事務担当は、良い意味で調査の数字についてプレッシャーはありません。

だって、「数字が出そうな事案」は、本来の調査担当者に担当させますから。内部事務担当が担当する事案は、どちらかというと件数調整的な事案。ま、数字が出ても出なくても、という感じです。

こういう事案で、まだプレッシャーがないうちに調査部の税務調査を体験しておくといいです。もちろん、調査後の決議書の作成、審理担当とのやり取りまで含めて。この大変さ、ぜひ内部事務担当のうちに味わってほしいなと思います。

(事案に手ごたえがない、と思った場合は、上司に相談しましょう。良い事案を担当させてもらえるかも?)

内部事務担当の1年で何をする?

はっきり言って、内部事務しか仕事をしないんであれば、楽勝です。忙しいのは異動直後のバタバタしているときくらい。

秋くらいから結構のんびりします。

そういう働き方も別にいいと思います。

でも、せっかくだったら、翌年には調査担当者になることを想定して動いてみては、と思います。

私はこの1年で、それなりの件数の調査に行かせてもらえました。管外出張まで。

その代わり、仕事はハードモードになります。自分の本来の仕事である内部事務を「片手間」で終わらせ、調査の仕事にエネルギーの大半を費やすことになりますので。負荷は間違いなくかかります。

ただし正直、このときの調査経験があって、この年以降の調査部での仕事でご飯が食べることができていたと思っているくらいです。

あ、この時は、そこまで考えていたわけではないですよ。

そして税務調査、行けるときに行っておいた方がいいです。一寸先は闇です。

【編集後記】

昨日は朝一のブログ更新。

お昼からセミナーを受けに新橋に。講師と1対1とか、すごく贅沢な環境でした。

その後の懇親会でも色々とお話しさせていただきました。

でも、次の日が早いのでノンアルでしたが。