国税職員時代の思い出その14
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、調査部の最初の2年で学んだことについて。税金についてではありません。
<国税局編>
オフィシャルな飲み会の段取り
こういうの、めんどくさいですよね。
それに、私が先輩方から伝え聞いていた「昔と比べて」、職場内の懇親会もかなり少なくなっていました。
(ex.毎日飲んでたとか、職場の最寄り駅駅の地下街に行きつけの居酒屋があって~、とか)
あったとしても、年度初めの部門内の顔合わせと、年度終わりの懇親会くらいです。
それに、これはあくまで「仕事」ではないですね。
こういう仲間内の飲み会ではなくて、「仕事」としての懇親会があるのです。
国税局でも、税務署でも、エライ人をお呼びしてのセクション全体の懇親会というものがあります。
はい、懇親会という名の「仕事」です。
こういうときに、段取りを考える必要があります。
「懇親会の概要を参加者にメールで送って、現地集合で勝手に来てね」
ということにはできません。
どんなことをしているのか?
- エライ人用に「案内状」を作る
- エライ人を現地にご案内する担当を決める
- 誰がどこに座るか、「配席図」を作って決めておく
- 開会のあいさつと締めのあいさつをあらかじめお願いしておく。
- 会場の下見とお店の人との打ち合わせ
他にもありますが、こんなところ。
懇親会がスムーズに始まって、何事もなく終わるように、色々と手を回します。
「しょーもない」と思いますよね。
しかも、できたとしても特にほめられません。「できて当たり前」なので。
そしてできていないと怒られます。
しょーもないことでも、「スキル」として考える
しょーもないと思っても、まだまだこういうイベントはなくならないかなと思います。
ではどうするか。
「スキル」だと思って、ひととおり身に着けてしまった方が早いと私は思います。
身に着けてしまえば何でもないのです。
身に着けるのが早ければ早いほど、ラクです。こんなもんは中堅どころになってから身に着けるのは、結構しんどいので。
体力のある若手のうちに、体験しておくとよいです。
一度ひととおり覚えてしまえば、こういう懇親会のスキルは他の懇親会でも使いまわしできます。
税務調査と比べてみましょう。調査を1件行ったくらいでは、なかなかわかりません。この前の調査で学んだことが次の調査で使える保証もありません。税務調査のスキルは、何年もかけて、個々人で積み上げていくものだと思っています。
これに比べれば、飲み会の段取りなんて、大したことはないんです。
【編集後記】
調査部での最初の仕事が、このセクション全体での懇親会の段取り。
かなり事務量を投入しました。
でも、調査部で最初に体験できたからよかった、という面もあるかなと。
これ以降の懇親会でも効率的に段取りできるようになりましたし。
どうせなら、前向きに。
さて、昨日は朝一のブログ更新。
午後からは事務所ホームページの改修と定額減税についていろいろ。
夜は書籍の整理。