確定申告した税金の支払い方
会社員や公務員だったときは、所得税や住民税などは、給料が支払われるときに会社や役所の方で天引きされているはずです。
開業して初めて確定申告したとき、税金をどうやって払えばいいのか戸惑うこともあるのではないでしょうか。
所得税、消費税の場合:前提
確定申告の書類を税務署に提出した後、税金の請求書が税務署から届くことはありません!!
「確定申告も終わったし、あとは税務署から請求書が来てから払えばいい」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いつまで待っても税金の請求書が届かず、支払期限が過ぎてからいきなり「督促状」が届いた、というお話も聞いたことがあります。
私も、税務署で確定申告の受付をしていたときは、「税務署から納税の請求書は来ません」と、納税者の方にご案内していたものです。
さて、それではどのような支払い方法があるのでしょうか。
支払方法の具体例
全部で7通りあります。
- 振替納税→指定日に銀行口座から口座引き落としで税金を支払う方法。ただし、指定日は例年4月に入ってからのようです。確定申告をしてから相当時間がたっていますので、口座の残高に要注意です。
- ダイレクト納付→こちらはe-Taxの利用手続きが必要です。即時、またはご指定の期日に銀行口座から口座引き落としで支払う方法です。
- インターネットバンキングなど→インターネットバンキングやATMなどで支払う方法です。e-Taxの利用手続きが必要です。なお、支払う際にインターネットバンキングやATMなどの利用の手数料がかかることがあります。
- クレジットカード→「国税クレジットカードお支払いサイト」から利用可能です。クレジットカードでも支払えるのは便利になりました。その代わり条件がいろいろと。まず、1000万円未満、かつ、クレジットカードの利用限度額の範囲内でしか納税ができません。要注意です。さらに、決済手数料を支払う必要があります。しかもこの決済手数料、納税額に応じてどんどん増えていくという仕組み・・・。
- スマホアプリ→「国税スマートフォン決済専用サイト」を通じて、「PayPay」や「d払い」などといった、アプリで納税する仕組みです。ただし、納税できる金額は30万円が上限です。
- コンビニ納付→事前にQRコードを作成し、コンビニの端末で納税する方法です。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」もしくは「コンビニ納付用QRコード作成専用画面」でQRコードを作成することができます。実際の納税には注意が必要です。まず、納税できる金額の上限は30万円です。また、利用できるコンビニについて、「Loppi」端末があるローソン・ミニストップ、「マルチコピー機」があるファミリーマートに限られます。
- 現金で支払う方法→「納付書」という用紙を使って、銀行もしくは確定申告書を提出した税務署に行って納税する方法です。
方法はたくさんあるが・・・
この記事を書くにあたっていろいろと調べてみましたが、税金を支払う方法もずいぶん増えました。もちろん、「どの方法でなければいけない」というルールはありません。
上限金額が決まっていたり、手数料が発生するものもあったり。
自分がやりやすい方法、なじむ方法でで納税すればよいと思います。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは単発相談でお客様宅訪問。
夜はポケモンスカーレット。引き続きレベル上げ。ポケモンシリーズでまともに遊ぶのは大昔の金銀シリーズまでだったので、最近のポケモンがわからず・・・。出会うポケモン片っ端から捕まえて片っ端から育てる、なんてやっているのでそりゃ時間がかかるわなと。