一年間で2社以上から給料をもらっている場合の確定申告

会社員の方の場合、年内に転職して2社以上の会社で働いたり、メインの会社で働きながら別の会社でも働いて給料をもらっている場合もあると思います。

この場合、確定申告をする必要があるのでしょうか。

パターン分け

「一年間で2社以上から給料をもらっている」としても、色んなパターンが考えられます。

  • パターン1:勤めていた会社を退職して、その年のうちに別の会社に転職した場合。
  • パターン2:今、勤めている会社はそのままで、もう1社、別の会社でも働きだした場合。

この二つのパターンでは、税金の扱いが違ってきます。

パターン1の場合

この場合は、シンプルです。

退職したときに、前の会社から「源泉徴収票」という、会社があなたに給料をいくら支払ったのかが書いてある紙をもらっているはずです。

それを、転職した会社の経理の担当の方に渡しましょう。

そうすれば、前の会社の分とセットで年末調整をしてくれるはずです。年末調整をしてもらえれば、税金の計算は終了となります。

(※年末近くに転職した場合、場合によっては新しい会社で年末調整できない場合もあるようなので、経理の担当の方に確認してみましょう。)

パターン2の場合

少し計算が必要かもしれません。

このパターンは、メインで働いている会社以外からもらった給料の金額が20万円を超えている場合には、一般的には確定申告をする必要があるので気を付けましょう。

(※ここから細かい話。メイン以外の会社からもらう給料の金額と、給料と退職金以外の所得の金額の合計が20万円を超えている場合は、確定申告をする必要があります。ただ、自分は給料しか収入がないという場合には、メイン以外の会社からもらう給料が20万円を超えているかどうかだけ考えましょう。)

確定申告をするときには、メインで働いている会社と、メイン以外の会社、双方から源泉徴収票をもらう必要があります。

【編集後記】

昨日は朝一のブログ更新。

午後からは自分の会計処理や、通帳の電子化への切り替えなど。

夕方から、パソコン・スマホで確定申告をする操作の研修を受講。