国家公務員退職→独立開業の場合の国民年金「免除申請」について
国税の職場を退職してから早10カ月。
今更ではありますが、国民年金の免除申請についてお話します。
なお、前提として、公務員退職後に独立開業した、ということでお話していきます。
退職後は・・・
公務員時代は、「公務員共済組合」に加入して第2号被保険者として、毎月の給料から掛け金が天引きされていました。
ただ、公務員を退職した瞬間から、年金を切り替える必要があります。
私の場合は、税理士開業をするつもりで動いていましたので、退職後は
国民年金に加入して「第1号被保険者」
となります。
(※この点、「健康保険」とは違うところです。健康保険の場合は、条件を満たせば前職の健康保険に退職後引き続いて加入できる「任意継続」制度があります。参考までにこちらもどうぞ→【記録】公務員→独立開業の健康保険の切り替え)
これ、退職後に自分で「国民年金」に加入する手続きを取る必要があったようです・・・。
恥ずかしながら、しばらく放っておいたところ、このような郵便が↓
「あ~、そうだよね~。でもしばらくは固定費削りたいしな~」と思って、無視していました。(スイマセン)
そうすると、さらにこんな郵便と分厚い年金掛け金の納付書が届きました。↓
私が手続きを怠っていたため、お役所の方で国民年金の第1号被保険者として取り扱われてしまったようです。お手数をおかけして申し訳ございません。
年金掛け金の「免除申請」という制度がある!
郵便物をよくよく見ると、「国民年金保険料免除・納付猶予の申請について」というお知らせも同封されていました。
内容を読むと、失業した場合は年金掛け金の全額免除ができるとのこと。
率直に言って、もしできるなら、ありがたいなと思いましたね。
ただ、不安だったのは
「国家公務員を自主退職→税理士開業した私が、免除申請して通るの?」
というところ。
「クビにならない公務員をわざわざ自分で辞めておいて、そのうえ税理士開業した人が免除申請はできません」
などと、言われてしまうのではという不安が・・・。
結論:免除申請通りました!
とりあえず、年末に「マイナポータル」から電子で免除申請の手続きをしてみました。
それから早5カ月。なんの音沙汰もなく・・・。
「マイナポータル」を見ても、申請処理状況が「閲覧期間対象外」となっており確認不可能・・・。
そこで、管轄の年金事務所の方に電話で聞いてみたところ、
「免除申請は通っていますよ」
とのこと!とりあえず、退職してから1年分の年金掛け金は免除、となったとのことです。
ほっと、一安心。
一応、申請についての結果通知が来ていないと聞いてみたところ、結果の内容に問わず、ハガキで送っているそうです。
・・・見落としていたのかなぁ。
ともかく、公務員を退職して独立開業される方、資金繰りについて不安なところもあるでしょう。そのうえ、国民年金の掛け金についてとなると、正直頭が回りませんよね。
そんな場合は、遠慮なく「免除申請」を使いましょう。
「掛け金未納」と「掛け金免除」では、将来の年金支給額も違うようですし。
【編集後記】
こういう手続き関係は、少し分野が違うとわからないものです。「税金」ならともかく。
会社を退職して免除申請、というケースは調べると出てるのです。ただ、公務員を辞めたケースが見つからない。まぁ、公務員をわざわざ退職して独立開業する方はごく少数ということなのでしょう。
国税の職場で、私と同じような道を考えている方は、参考にしてください。
さて、昨日は朝一のブログ更新と事務所のホームページをちょいいじり。
午後はイベントをオンライン視聴しながら、雑務を。
夜は信長の野望を引き続き。内政と外征を同時進行で。大友を併合して九州北部を抑える。さてその次は。