「無料相談」をしない理由
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、無料相談について。
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よく見る表現だが
初回お試しは無料ですとか、
初回30分の相談は無料にしますとか、
お試し的なものを報酬をいただかずにサービス提供する。
よく見かける表現ですよね。
これは我々のような士業でも同じで、限定的であるけども、無料の相談に乗ると言うメニューを提供している方は結構見かけます。
翻って私はどうかというと、こういう無料のサービスメニューはありません。
しいて言うなら、このブログがそうですね。
このブログで、税金や会計についての情報発信をしていますから、それが無料のサービスメニューだと私は思っています。
なんだったら、税理士村田に相談せずとも、ブログを読んで自分の悩みや問題を解決していただけるなら、それはそれで構わないと思っています。
なぜ無料相談をしないのか
先ず以て1番の理由は、セールストークです。
こういう無料相談というのは、当然、無料相談だけで終わりたいわけではないですよね。
それ以降の有料相談、有料でのご契約に持っていきたいわけですよ。
そうなると、サービスを提供する側にセールストークのスキルが必要です。今後もお金を払って取引したいと思われるような見せ方をする必要があるわけですね。
そういう器用なことは私にはできません。
また、私の性格から、無料相談の場合でもおそらく全力でご対応させてもらうでしょう。
無料相談だと回答内容に制限をかける。
つまり、一定の範囲までであれば無料でもご回答するけれども、ある程度具体的なお話になるとお金をいただきますよとか、
そういうことは性格上できないんですね。ご相談をいただいてしまう以上は、やはりお客様にはご納得してお帰りいただきたい。
なので、全力で回答することになります。
でもこうすると、本来の税理士報酬をお支払いして、私に相談いただくお客様に申し訳が立たないですよね。
お金をいただいて相談に乗る場合と、無料で相談に乗る場合。器用に対応に差をつける事は私はできません。
有料で相談に来ていただく他のお客様のことを考えると、やはり無料相談と言うものは私は提供できません。
また無料相談であっても、やはり気力体力・時間というものは使います。
弊事務所は、私が1人で運営している税理士事務所。私自身が行動しない限り、売上というものは立たないのです。
無料相談という報酬をいただけないものに、あまり時間をかける余裕はありません。
贅沢な要望かもしれませんが、税理士村田にお金を払ってでもサービスを依頼したい。
こういうお客様だけに、全力で向き合いたいと思っています。
自分の軸を持つこと
周囲が当たり前のように無料相談をしていると、じゃあ自分も無料相談をしなきゃいけないのか、無料相談をしたほうがいいのか、すごく悩むと思うんですよね。
私は特にビビリなので笑、周りと違うことをする自分というものが結構怖いですね。
非常に勇気がいることだと思います。
だからこそ、情報収集をしましょう。
私も、ご開業されてる先輩の税理士にコンサルティングを依頼したり(もちろん、有料ですよ)
セミナーを受けたりですね。
無料相談をしている方には、無料相談をしている方の考えが、していない方にはしていない人の考えが、それぞれあるんです。
それを聞いた上で、どっちらならできそうか?
どちらなら、自分の考えている税理士としての働き方に合うのか。
そこを考慮して決めればいいと思います。
まず、前提として、無料相談そのものを批判しているわけではありませんから、無料相談を前に押し出す方も、あり方としてはいいと思いますよ。
ただ私の場合は、これまで申し上げたような理由で無料での相談をやらないというだけの話。
最初から自分の軸を持つのは難しいです。なので、とりあえずやってみたらどうでしょうか。
無料相談もやってみて、あれ、これは自分に合わないなと感じたら、さっさとやめればいいんですよ。
個人事業主である税理士。上司がいるわけでもありません。活動内容に違和感があれば、いつでも変えてもいいと思います。
なので、どうしても悩むのであれば、無料相談をやってみるのもいいんじゃないでしょうか。
ただ、いつでも修正できるように、踵に重心を残すようにしておきましょう。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは参加しているオンラインコミュニティの雑談会。図書館。
ChatGPTにようやく課金。色々と触ってみる。
夜は「モンハンワイルズ」。
