自分の物差しを伸ばしていく

自分の中にある物差し

我々は、全員自分の中に物差しを持っています。

「物事に対する許容度」とでもいいましょうか。

物差しが短い状態だと、不快なこと、我慢できないことがたくさん増えます。

物差しがある程度長い状態だと、気にならなくなります。あるいは、そもそもその存在を認識しなくなります。

例えば・・・

前職では、採用後の研修を終えると、まずは都内の支店に配属されます。そこでは、基本的に残業はほぼしませんでした。しても、精々18時までの1時間、とか。その程度で済んでいました。ですから、仕事終わりに同期と食事でも、なんてことは普通にできました。

支店で経験を重ね、幹部から認められると、本店に推薦されます。私の場合は、支店で5年間働いた後、本店に異動しましたが、カルチャーショックでした。通常で19時まで残業、多忙な時期だと終電まで・・・。「支店では残業はほとんどなかったのに。」というのは関係ありません。仕事を片付ける必要があります。そうすると、自分の物差しを伸ばして残業に対する不快度を減らす方が精神的に楽になります。

本店での勤務を経て、私の中の「残業に対する物差し」は大幅に伸びました。その結果、残業に対する不快度は相当減少しました。増えた残業代を楽しみにするくらいでしたので。

大事なのは、状況に合わせて伸び縮みさせること

こんな生活はずっとは続けられません。一時的なもので十分。「自分はあれくらいなら働ける」という物差しを持ちつつ、「続けると身体が持たない」という冷静な意識も持つ必要があるでしょう。私は30代半ばなので、定年まで30年間、あのペースでさすがに働けないでしょう。

退職後は、働く時間を抑えています。後数十年元気に働くために、「細く長く」を大事に。最大限まで伸ばした物差しも、自分の状態に合わせて少しずつ短くしていくことも必要です。

メモ

Posted by corner-stones