人を同じモノサシで評価する「無意味さ」

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、人を同じモノサシで評価する「無意味さ」、というお話。

持っている気質は、みんな全然違う

私はこれまで、東洋の人間学を継続的に学んできました。

その中でたどり着いた、ごく当たり前だけれど見落としがちな一つの原則があります。

それは、「人間は一人ひとり、持って生まれた気質や役割がまったく違う」ということです。

当たり前だろ、というツッコミが入りそうですが、これだけ気質が違うにもかかわらず、今の社会や組織では、よくこんな光景を目にしませんか?

全員を「同じ目標」に向かって走らせ、競争させ、「同じモノサシ」で優劣をつける・・・。

あれ、「人間は一人ひとり、持って生まれた気質や役割がまったく違う」はずなのに?

東洋の人間学の視点から見ると、これがいかに無意味で、不自然なことであるかがよく分かります。

それぞれの「得意」が組織を回す

例えば、同じ職場の中を見渡しても、その気質の違いは一目瞭然です。

税務調査のような修羅場の仕事が抜群に得意な人もいれば、企画会議で次々と面白いアイデアを出すことが得意な人もいます。

あるいは、表には出ずとも、事務作業を効率的にこなして内部の土台をガッチリと固めてくれる人もいる。

そして、仕事の成績とはまた別に、飲み会を盛り上げることにかけては能力を発揮して、組織の空気を良くしてくれる人もいる笑

本来、自分がやりやすいこと、得意なことで貢献できれば、それで十分なのです。

企画が得意な人に、事務作業の正確性を求めて「お前はダメだ」と評価するようなモノサシは、その人のポテンシャルをダメにしてしまいます。

なんとも、もったいない残念な話です。

「自分ができるから相手もできる」はご法度

そして、この学びは私自身の日常の戒めでもあります。

それは、「自分ができることを、相手に押し付けるのはご法度である」ということです。

「自分はこれが得意で、こんなに簡単にできるのだから、あなたも努力すればできるはずだ」

「どうして、こんな簡単なことも、できないのか」

この無意識の押し付けは、相手の気質、そして自分とは違う存在であることを完全に無視した行為です。

「気質が全く違うのだ」と本当に腑に落ちると、人間関係のストレスは激減するはずです。

「なんでこんな簡単なことができないんだ」とイライラをぶつけるのではなく、相手を心から尊重できるようになるからです。

できないことを責めるのではなく、「じゃあ、どういうことならこの人は得意なんだろうか?」と、自然とそちらに思考が向くようになります。

「あの人はこれが得意だけど、自分にはできない。でも、自分にはこれができるじゃないか」と自分を肯定し、

「自分はこれができるけど、あの人は苦手なんだな。でも、あの人には素晴らしい能力がある」と相手を肯定する。

同じモノサシで競うのをやめ、それぞれが自分の得意なフィールドで輝く。

自分と他者の「違い」を認め合っていけば、世の中もっと平和になるはずです。

【編集後記】

昨日は午前中はブログ更新と自重トレーニング。

午後からは美容院とお客さまへ資料送付準備。

夕方から豊島にて会合に参加。

【筆者紹介】

 

 

 

 

 

 

 

 

【国税OB】の税理士・村田龍矢        (Tatsuya Murata)。練馬区を拠点に、個人事業主や経営者に向け、難解な税金や実務の仕組みを分かりやすい言葉に「翻訳」して発信中。税務署側の視点と実務経験を活かした、安全で確実な税務サポートと、経営者の時間を奪わないスマートな非同期コミュニケーション(メール・チャット特化型)を得意とする。