自分の中に「ものさし」を育てる

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、自分の物差しを育てよう、というお話をします。

ものさし=物事に対する基準

物事を見たり体験するとき。

人間は「評価」をします。

例えば、新しい仕事の担当に指名されたとき。

「楽しそうだ」

「忙しくなりそうだ」

「やりがいがある」

など、色んなことを一瞬のうちに頭の中で考えるものです。

でも、この考え、どうやって判断をしているのか?

「楽しそうだ」と考えたとき、何でも仕事が楽しいのかと言うと、そんなことはないわけです。

自分が楽しそうだと思えるようなポイントがあって、点数制で足したり引いたりするわけです。

そもそもの仕事内容は+20点、関わる同僚は+5点、残業は増えることは-10点、みたいに。

こういうのを頭の中で一瞬で計算して、

ある基準を超えたものは「楽しい」と判断するのです。

この基準のことを、「ものさし」と、今回の記事では表現します。

ものさし、どう育てる?

ものさしは、人生経験を積んでいくと変化します。

最初は小さくて、ちょっとした物事しか測れなかったけど。

学生生活を送ったり社会人として経験を積んでいくうちに、伸びたり縮んだりします。

特に仕事をする上においては。

自分でものさしを育てていかなければなりません。

今は、優しい時代です。

気を抜くと、ずーっとそのままものさしが育たないままで、職歴はそれなりだけど何もできないみたいになるわけです。

私が国税職員に就職した当初は、まぁしんどかったですね。

それでも、耐えて喰らいついて、自分のものさしを大きくしていった。

色んな仕事を経験させてもらって、自分の中でものさしが大きくなることを感じていました。

こと仕事で言うと。

ものさしは大きい方がいいです。

大きいものさしは、小さくて短いものさしをカバーできますよね。

逆は無理です笑

またしても国税職員の話ですが。

最初は税務署に配属になりますが、そこで研鑽を積んでいくと、必ず国税局へと移動するチャンスが訪れます。

国税局での仕事は、やはり税務署と比べてスケールが大きい。そして、仕事の量も忙しさも・・・。

国税局に異動したばかりの頃は、それは残業も多いわストレスもかかるわ(苦笑)

でも、この経験で自分のものさしは大きく成長しました。

そのおかげか、今では多少、ありがたいことに仕事が重なって忙しくなっても、

自分の体調とうまく付き合いながら過ごすことができていますね。

これは悪口ではないですよ。比較の問題ですからね。

やはり、税務署での勤務は緩かった。

税務署でしか勤務せずに、独立開業していたとしたら。

自分のものさしで測りきれない事態が続いていたんじゃないかなと思いますね。

(本当に、若いうちに国税局は行った方がいいですよ。年取ってからでは異動できません)

未知への挑戦を

ものさしを成長させるには。

「未知への挑戦」が一番です。

コンフォートゾーンという言葉を聴いたことはありますか?

不安やストレスを感じずに安心して過ごせる環境のことだそうですね。

そこにいる限りは、非常に心地よく過ごすことができますね。

でも、ものさしは成長しません。

自分にとって未知の体験をすることで、ものさしは刺激を受けるのです。

コンフォートゾーンから出るということは。

不安だったりストレスを感じることがあるかもしれない。

でも。そこを乗り越えてこそ、自分のものさしは成長するのです。

ぜひ、未知への挑戦をしてみましょう。

あ、もちろん。「自分のペース」でね。

【編集後記】

昨日は早朝から出張。埼玉県で税務調査の立会いを夕方まで。

都心に戻り、カフェでブログ更新。

夕食を摂って帰宅。