燃え尽きないために
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は燃え尽きについて。
熱意には限度がある
公務員時代の私が、まさにコレ。
新卒で就職してから定年まで、40年近くを同じ企業や組織で働くことが多い日本社会にあって、
公務員でいたのはたかだか12年ほどではありましたが。
正直、最後の方は限界でした。
民間は当然として、公務員の職場でも、成果を「出し続ける」ことが求められています。
去年はここまでできたから、今年はそのラインを0.1%でも上回る成果を求められる。
そうやって、自分自身に鞭を入れてがんばってがんばって、働いてきました。
ただ、20代のうちはそれでも全然OK。
みんなが同じような働き方です。
30代に入ると、個々人の生活や環境がだんだん変化してきて、人間関係も大きく変わってきます。
そこで、ふと気づくんです。
「あれ、何やってんだろね?」と。
こういう思いを抱えると、もうダメで。
今までと同じ熱量で働くことができなくなります。
これが、燃え尽きなのかなと、思っています。
特定の何かに集中しすぎない
燃え尽きの原因は、特定の何かに頑張りすぎたから、ではなかろうかと。
組織で働いていると、一般的には仕事内容は数年ごとに変わるものです。
仕事内容が変わると、気分も変わるもの。
不思議なことに、また頑張れるんです。
ところが、国税はちょっと変わっていて、大きいくくりで言うと税務調査を担当する仕事が割と長く続く傾向にあります。
税務調査の仕事、ばっちり数字で出る仕事ですので、
前年以上の数字を出そうと頑張るのです。
今はどうか知りませんが、私が働いていたときは残業なんて当たり前にしてました。
プライベートに割けるエネルギーはほとんどなく、土日は休息がメイン。
こんな生活を、10年以上にわたってしていたわけです。
税務調査という仕事に、集中しすぎていたのです。
そりゃあ、燃え尽きるのも当たり前です。
ただ、周りの同僚を見ていると、プライベートをそれなりに充実させている方もいらっしゃるようなので、
単に私が要領が悪いだけかもしれませんね。
独立前からお世話になっている方からも、
「村田さんは仕事を頑張りすぎですね。みんな、もっと手を抜いて仕事をしているものですよ」
なんて、忠告を受けたこともありました笑
仕事も遊びも学びも
組織で働いていると、
仕事に全振りしなさいよ、
と言われるでしょうね。
手が空いていると、すかさず次の仕事が放り込まれてきます。
じゃあ、独立してからは大丈夫かと言うと・・・
これもまた難しいことで。
ふと気が付くと、スケジュール帳を仕事の予定で埋め尽くしている自分がいたりするんです。
公務員時代に比べて仕事の調整を付けやすいのですから、気をつけねば。
独立してからも、仕事、仕事、仕事では独立した意味がほとんどありません。
仕事も大事ですが、それと同じくらい遊びも大事ですし、
自分の名前で商売をしていく以上学びも最重要です。
やりたいことを全部やる、くらいで、
テレビゲームをするくらいの余裕は欲しいところですね。
対策として、自分の興味があることを複数作り、そこにエネルギーを分散することで
燃え尽きを防げるのではなかろうか、と思っております。
個人事業主になり、ここで自分が燃え尽きたらお終いですからね。
細く長く、続けていきたいですね。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からは出張・・・の予定が変更になり、自宅で面談記録の作成を。
図書館にも。