「モデリング」を体得すると仕事はもっとおもしろくなる!
職場に入ってみると、色んな先輩方がいらっしゃいます。
もし、「人に物事を教えるのが苦手」な先輩にあたってしまったときは・・・。
「モデリング」とは
=ある出来事を小さな構成要素に分解して分析すること。
要するに、そのまま真似をする、ということです。
言葉としては簡単。でも、やってみると結構難しいものです。
モデリングの方法は、対象となる相手が、
- どのように仕事を進めているのか、見てわかる部分の行動パターンをそのまま真似する
- 相手が何を考えて、その方法で仕事を進めているのか、思考パターンを真似する
と、大きく分けて2つ。
1番は簡単です。問題は2番。「何を考えてそういう仕事のやり方をしているのか」と質問して、期待するような答えが返ってくる相手は、「人に物事を教えるのが苦手」なんてことはないのかなと。
仕事をしている本人は「当たり前」になっていて、「こういう考えだからこの方法で仕事を進める」と、イチイチ思っていない可能性が。
メッセージの出し方によって、こちらが対応を変える
世の中には、色んな人間がいます。
自分の考えを「言語」として表現することが得意な方もいれば、苦手な方もいらっしゃいます(=「仕事は見て盗め」というタイプもそうです)。良い悪いという単純な問題ではありません。それも「個性」。
受け取る側の考え方です。
「この人、仕事を教えてくれない」と思うのか。
「この人は、言葉以外のメッセージを出してくれているから、それを受け取ろう」と思うのか。
後者の考え方でいる方が、仕事は楽しくなります。教えてくれる相手に対して、自分の受け取り方を変えればいいだけですから。
私が若手だったとき、国税の職場では、上に書いた「仕事は見て盗め」という方がそれなりにいらっしゃいました。(今はわかりませんが。)
こういう場合、ちゃんと教えてくれないと嘆いても何も変わりません。
少なくとも、「仕事をしているところは見てもいい」のですから、そこから言葉以外のメッセージを受け取ってモデリングして、自分の血肉にすればいいのです。
(仕事している姿、仕事内容すら見せないというのは、その方の先任者としての資質の問題ですので、「組織的対応」が必要でしょう。)
ちなみに、モデリングを体得すると、自分が誰かにに仕事を教えるときにも役立ちます。
自分で自分の仕事の方法を分析して、「言語」にして相手に伝える。→マニュアル化できるということでもあります。
あくまで「教えてもらう側」の心構えとして
後任者を指導する立場の人間が、
「自分は言葉で伝えるのが苦手」
と対応することはいかがなものかと思います。
それは、ただの「開き直り」です。令和の時代、通用しないでしょう。
言葉で伝えることが苦手なのは、仕方がありません。「個性」ですから。
ただ、他人を指導する立場になったのであれば、「言葉で伝える」努力もすべきでは、と個人としては思います。
【編集後記】
ちなみに、私は人に仕事を教えるのが大好き、というタイプ。
教えるのが好きすぎて、相手がオーバーフロー気味になったことが何回かあるのは反省ですが。
さて、昨日は朝一のブログ更新と事務所ホームページのコラム掲載。
午後はもろもろの買い物とか、クリーニングの引き取りとか。雨の中外出。
夕方は自分の会計処理。
夜は信長の野望。対北条の準備を進める中、九州から大友が下関に上陸したため対応に手間が取られる。