脳のメモリを解放する

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、脳のメモリを解放する、というお話。

「覚えておかなければ」というプレッシャー

私たちの脳には、パソコンと同じように一時的に情報を置いておく「一次メモリ」のような機能があります。

そして、仕事をしていると、このメモリはあっという間に容量オーバーになってしまうのです。

特に税理士という仕事柄、

ふとした瞬間に「あ、あのお客さまにはこの税務のご提案をしよう」「この会計情報は次回必ず伝えなければ」

と思いつくことが多々あります。

こうした思い付きを頭の中だけに留めておくと、

「絶対に覚えておかなければならない」

「もしメモし忘れて抜け落ちたら、重大なインシデントに発展する恐れがある」

という強烈なプレッシャーに変わります。

このプレッシャーこそが、脳のメモリを激しく消耗させる最大のノイズなのです。

外部に吐き出し、冷静さを取り戻す

この「覚えておかなければならない」という呪縛から逃れるためには、どうすればいいのか。

答えはシンプルで、自分以外の「外部脳」にすべて預けてしまうことです。

私の場合であれば、思いついた瞬間に手元のメモや、情報集積ツールである「Obsidian」、あるいは生成AIなどに情報をすべて吐き出してしまいます。

外部に出ているときなど、スマホのメモアプリにサッと書き残しておくことがよくありますね。

外部のシステムへと情報を移した瞬間、「忘れても大丈夫だ」と安心できるだけでなく、もう一つの大きな効果があります。

それは、頭の中でこねくり回していた情報を「文字」として客観視することで、それぞれのタスクの「所要時間」や「期限」が明確になるということです。

頭の中だけで抱え込んでいる時はパニックになりがちですが、外部に吐き出して整理することで、スッと冷静さを取り戻すことができるのです。

どうしよう、あれもこれもやらないと・・・もう間に合わないかも。

と思っていても、メモという形にするだけで、俯瞰してとらえることができるようになるのです。

仕事以外の「学びと遊び」の余白

こうして脳を空っぽにすることで、何が起きるのか。

「直感が冴え渡り、仕事の本質がパッと見えるようになります!」

とカッコよく言えればいいのですが・・・。

私自身、まだそこまでの境地には至っていません笑

ただ、確実な変化が一つあります。

それは、脳に「余白」ができたことで、仕事以外のことに興味を持てるようになったということです。

脳のメモリが仕事のプレッシャーで100%埋め尽くされている状態では、新しい学びや遊びを受け入れる余裕なんてありません。

しかし、外部脳にタスクを預けて冷静さを取り戻した時、ポッカリと空いたその余白に、遊びのアイデアや、税金以外の新しい学びへの意欲が自然と湧いてくるのです。

新しいAIのアプリが出たぞ、とか、

気になる書籍が出版されたなとか、

来月から面白そうな展覧会が美術館で開催されるから行ってみるか、とか。

AI「Obsidian」やPythonといったツールも、私自身が日常で生まれた余白の時間で触ってみて「これは使えるぞ」と確信したから日常に取り込んだわけで、

脳のメモリがいっぱいなら触りもしなかったでしょうね。

脳のメモリを解放するのは、単に仕事を効率化するためだけではなく、人生を楽しむための「余白」を創るためなのかもしれません。

「覚えておくこと」を外部に任せ、ご自身の脳に余白を創ってみてはいかがでしょうか。

【編集後記】

昨日は早朝から出張。移動中にブログ。

午後からお客さまのご自宅で法人の会計についてのご相談。