アピールすることが苦手でも
評価を受ける立場の場合、ある程度は他の人より目立たないと存在に気付いてもらえない、ということになってしまいます。
アピールすることは苦手
生来の気質なのか、自分以外の他人、上司などに自分の存在をアピールすることはどうにも苦手でした。
職場のエライ方と若手の懇親会のような場でも、緊張しっぱなしでなかなか気の利いたことも言えず。
エライ方でも関係なく、グイグイ話しかけることができる同期のことを、うらやましく思ったものです。
人数が少なければ、目立ちやすい
前職に採用後、最初に配属されたのは都内でも有数の大規模な税務署。
同期は、私を含め6人でした。
この6人の中で、自分が目立とうと思うとかなり大変。というか、埋もれていたのではないかなと。
法人調査担当に異動したときも、同期の大半がセットで異動しましたし、採用期別が近い若手の職員も大量にいました。
そうすると、あまりに若手の数が多くてなかなか目立つことができない。
それに、私自身の税務調査成績も、飛びぬけて優秀ということもない。
大勢の若手のうちの一人、といったところ。
ただ、大規模税務署から次に異動したのは規模が小さい税務署。法人の税務調査担当は、約3分の1くらいでした。
若手の調査官も少なかったですね。
これはつまり、競合が少ないということでもあります。
ここであれば、埋もれるということは少ないかと思います。埋もれるほど、人数がいませんし。
今思い返せば、調査の成績も「まぁまぁ」。不正取引をバンバン見つけたこともなく、表彰を受けたわけでもありません。
ただただ、競合が少なかったので、「まぁまぁ」でもエライ方の目に留まったのかなと思います。
ここまで書いたのは、「結果論」かもしれません。私がどういう経緯があって小規模な税務署に異動して、翌年に国税局に異動したのか、それは私個人としては一切知ることができないので。
もしかしたら、本人が思う以上に結構目立っていて評価されて、国税局に異動させやすい小規模署に異動させたということかもしれません。
これは、今となっては検証不可能です。ただ、私としては、競合が少ない小規模な税務署で「まずまず」の成績だったので目立てたのかなぁと思うようにしています。
自分の気質を理解すること
目立つこと自体、好きではないという方もいらっしゃるでしょう。
でも、仕事をする以上、組織の中で生きていくとしても、最低限のアピールは必要になってきます。
そうすると、自分はどういう気質なのかを理解することが重要です。
アピールするにも、自分に合った方法があるはず。自分が不得意、苦手な方法でアピールするのは苦痛でしょうから、自分が得意な手法が何かを見つけましょう。
そして、アピールする場所も大事ですよね。埋もれてしまうとアピールしているつもりでも気づいてもらえないので、気付いてもらいやすい場所に移動する。
私の場合はこの「ブログ」。前職を辞めて以降毎日更新していますが、たまたま文章で表現することは自分の気質に合っていたのかなと思います。それに、文章での表現が好きなんでしょう。そうでないと、ここまで続けるのは大変ですから。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新と事務所ホームページのコラム掲載。
午後からは図書館に行ったり買い物に出たり。
夜は信長の野望。対北条戦。こちらは70万人を動員して物量で圧していく。資源の無駄遣いだなこれは。