新しいことを学ぶとき
学んでも学んでもわからないことが次々出てくる
大学のころから税金について学びをはじめて、その税金を仕事にして国税局・税務署で働いていました。調査官として働いていたのは12年ほどでしたが、では税金について何でも知っているかというと、そんなことはありません。
ありがたいことに、長期研修の機会を与えられて、勉強だけしていればいいという期間もありました。研修中は勉強ばかりして、研修が終わって、頭の中に知識を詰め込んだと思っても、調査の現場に出るとわからないことが無数に出てくる。
勉強すればするほど、わからないことが出てきます。
基本は書籍
では、どうやって調べるのか。基本は書籍です。場合によっては、インターネットの解説や論文なども対象にしています。
書籍は、基本的に安い。どれだけ高くても、1万円を超えることはないでしょう。そして、買ってしまえば、自分で好きに使える。線を引いても文章を書きこんでもいい。わからないから何度読み込んでも、追加料金はかかることはない。
私流の書籍の選び方ですが、同じ分野で3冊揃えます。
・一番簡単そうで薄い本。カラー刷り、イラストも豊富。初学者用。
→こういう本で全体像をつかむこと。時間をかけて読み込む。ここを怠ると、後々細かい話が出てくるとついていけなくなる。
・実務書。学者や専門家が書いている。大体300~400ページくらい。
→話が多少は細かくなってくる。記載内容に専門用語が出てきて、初めて読むのはきつい感じ。ただ、網羅的に記載されているので、ちょっとわからないときにパラパラめくって調べる。普段使い用。
・辞書。その分野を極めた本。500ページ超。
→内容を読むものではない。全部は読めない。実務書でよくわからんというところを、調べるため。
この3種類で揃えておき、一つずつわからない分野をつぶしていく。
内容の暗記ではなく、「どこを調べればほしい情報が出てくるか」
暗記には限度があります。人間はパソコンではないので。その代わり、どこを調べればわかるかを覚えておくのは大事。それさえわかっておけば、調べて解決できる。
後は、できれば根拠となる法令や通達もセットで見ておきたいところ。書籍に書いてあることは完全ではないので、書籍にはっきり書いていないことも実務では発生する可能性がある。そうなったときに、最悪、法令まで踏み込んで考える場面もありえる。法令から解答を導き出すクセをつけておきたいところ。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
お昼からはホームページ作成。一つ疑問点をつぶすのに1時間かかっとるな・・・。一歩ずつ進める。
夜はモンスターハンターライズ。ハンターランク上げ。