苦手なことは、どうする?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、苦手なことはどう対処するのか、というお話です。
誰しも苦手なことはある
何でも完璧にできるなんて人間はいないのです。
凄まじい業績を上げた歴史上の偉人であっても、全ての分野を完璧にこなせる、なんてことはないのです。
平凡な私ならなおさらそうで、一例を挙げると昔から体育の授業が苦手でした。
特に、チームプレイを求められる競技。
サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球など。
俗にいう球技系は全滅。辛い思い出しかありません。授業が憂鬱で憂うつで・・・。
反面、一人で黙々とこなす運動なら何とか。
高校時代に部活でやっていた合気道なんかが典型的ですね。
「団体戦」っぽいものもありますが、基本は1対1ですから。
ということもあって、こういうような団体競技は社会人になってからも徹底的に避けてきました。
開業した際、某団体に所属するにあたって、野球チームに参加しないかと誘われましたが、野球なんて私が一番やっちゃいけない競技です笑
苦手なことは「避ける」or「任せる」
幼いころからテレビゲームが好きでした。
それこそ、育成ゲームもそうですし、戦略シミュレーションゲームも。
こういうゲームを遊ぶときに、キャラクターや人材育成方針を考えるのですが、
得意な分野をさらに伸ばすのか、
苦手な分野を鍛えるのか、
ここは各人ごとに判断が分かれることでしょう。
以前は後者でした。苦手な分野を鍛えてあげて、満遍なく能力が育つように、と思っていました。
ただ、成長するにつれて考え方が変わりまして。
何より自分自身が、苦手だなと思う分野を勉強や仕事で扱うようになって、苦手な分野でもこなせば「それなり」にはなるなと実感しました。
でも、元からその分野が得意な人には遠く及ばない。自分が苦手な分野をいくら鍛えても、突き抜けないのです。「それなり」にしかならない。
また、苦手な分野を鍛えることに時間を取られ、得意な分野にエネルギーを割くことができないのでそちらも結局伸ばしきれない。
要するに、中途半端な器用貧乏が生まれるわけです。
だったら、得意な分野をガンガン伸ばす方がいいだろう、と。
三国志で言うと、
張飛という戦闘が得意な猛将に、勉強して座学を一生懸命教えるよりも、武芸をより鍛えてもらった方がいい。
逆に、諸葛孔明という頭のいい軍師には、武芸を教えるよりも、勉強させて学問を究めてもらった方がいいのです。
自分が注力すべきは何か
苦手なものがあれば、真正面からぶつかる必要はないのです。
もし、避けることができるなら、可能な限り避けましょう。逃げましょう。
でも、どうしても回避ができないなら、それが得意な人にお任せすればいいのです。
「自分で」対応する必要はありません。
世の中には、自分にとって嫌で苦手でしょうがない分野でも、好きで得意でやってみたいと思ってくれる人がいるのです。
そういう人に、代わってもらえばいいのです。もちろん、必要なら報酬はしっかり払いましょう。
これは私の仕事にも言えることで。
税金・会計が得意だという人は、そうそういらっしゃらないでしょう。
というか、面倒くさいなと思う人の方が多いのではないでしょうか。
だからこそ、私のような税理士という職業があるわけです。
私がお付き合いしているクライアントさんでも、会計・税金がわからないという方はいます。
でも、それは構わないわけです。
会計・税金は、事業を行う上で避けることはできないものです。
でも、自分で対応する必要はない。
個人事業主として、会社社長として、自分が本来、注力すべきは会計・税金ではないでしょう。
苦手なことがあってもいいのです。自己嫌悪に陥る必要は全くありません。
そういうものは、どんどん得意な人に、やってもらいましょう。
そして自分は、好きで得意なものに集中する。
非常にシンプルなお話です。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
お昼前から赤坂に出張。
ランチを済ませ、クライアントの本社へ伺う。会計入力についての打ち合わせを夕方まで。
夕食を摂って帰宅。