その控除、家族の分も入れていいの?
確定申告書を作っていると、色んな控除の領収書や証明書が出てきます。ご自身が払ったもの以外に、ご家族名義の支払いをした場合、控除が認められるのでしょうか。
原則
まず、ご自身が支払ったものが控除の対象になるのが原則です。
ただし、一部の控除は例外もあります。
例外、家族の分もいい場合
- 医療費控除・・・自分以外にも、自分と生計を一にする配偶者とその他の親族の医療費を支払った場合も控除に含めることができます。
- 社会保険料控除・・・国民年金保険料や介護保険料、後期高齢者医療保険料など。こちらは、自分と生計を一にする配偶者とその他の親族の保険料を負担した場合は、自分の控除に含めることができます。
ただし、介護保険料や後期高齢者医療保険料などは、年金から天引きされる方式が取られていることがあります。この場合は、天引きされたご家族が支払ったという扱いになり、ご自身の控除に含めることはできません。
- 生命保険料控除・・・自分以外にも、家族名義の保険料を支払っていた場合、そのことが証明できるときはご自身の控除に含めることができます。ただし、保険料の負担がどなたかによって、将来に保険金を受け取るときに税金の計算が変わってくる恐れがあるので注意です。
- 地震保険料控除・・・自分以外にも、家族名義の保険料を支払っていた場合、そのことが証明できるときはご自身の控除に含めることができます。
これ以外は、自分が払った分しかダメ
寄付金控除、ふるさと納税も含まれますが、これはご自身の名義の領収証しか控除の対象になりません。
ご家族名義の寄付金を自分で負担していたとしても、控除を受けることはできませんのでお気を付けください。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
その後はオフ。ゆっくり目に起きて、身体を休める。