どこまで経費にできるのか?
「経費」。悩ましいところが多いものです。
ざっくり言うと、仕事でお金を使ったもの、仕事でお金がかかったもの、ということなのですが・・・。
今回の記事では、考え方を整理していきます。
個人事業主、フリーランスの支払いには3パターンある
- 必要経費
→売上を立てるために必要なお金。事業で収入を得るために使ったお金。ズバリ言葉そのもの。問題なく経費になるというもの。
例えば…事務所を借りている場合はその家賃、仕事用のパソコンを買ったときはその代金、出張でお客様のところに伺った場合はその交通費、などです。
- 家事費
→事業に関係ない、「私事」のお金。プライベートで使うお金。これは、100%経費になりません。
例えば…友達と居酒屋で一杯飲むときの飲食代、趣味に使うお金、自宅に据え付ける家具を買った、など。
- 家事関連費
→悩ましい。完全に仕事で100%使っているとも、プライベートで100%使っているとも言い切れないお金のこと。どこまで経費にできるのか?
この「家事関連費」、以下のチャプターで解説します。
家事関連費を経費にするポイント
「事業で使う部分とプライベートで使う部分がはっきり区分けできるかどうか」です。
ここが唯一と言っていいポイント。
とはいえ、これだけではなかなかイメージがつかないと思いますので、具体例。
- 2階建ての住宅を借りて仕事をしている。1階の部分を仕事をしたりお客様と打ち合わせに使い、2階部分は完全プライベートに使っている。
→家賃の半分は経費。
- 自動車を買ったが、プライベートでも仕事でも使っている。
→プライベートと事業で使った割合を出して、事業分だけ経費にできる。
- 床面積100㎡の自宅のうち30㎡分の部屋を仕事専用にしている。
→電気代の3割を経費にする。
という具合でしょうか。
なぜ経費になるのか、自分で説明できるかどうか(一番大事)
コレにつきます。
Q:この支払い、どうして経費なんですか。
A:周りの仕事仲間も経費にしているので。
Q:どうして払ったお金の半分だけ経費にしているのですか?
A:なんとなくです。
だと困ってしまいます。これでは税務署のいいようにやられてしまうかも。
「○○という理由があるので、これは経費になると考えました」
「○○という理由なので、○割を経費にしています」と説明できることが大切。
それに、考え方を間違っていても大丈夫です。指摘されたときに訂正すればいいんです。
もし、どう説明すればよいかわからない、理由を考えるのを手伝ってほしい、ということであれば遠慮なくご相談ください。
【編集後記】
昨日は朝から市ヶ谷へ打ち合わせに。帰路、池袋に寄って買い出し。
その後は図書館に寄って予約していたものを受け取り、夕方に帰宅。
夜半から毎日のブログ更新。
外を歩き回って疲れた。