どこまで経費にできるのか?

2024-01-16

「経費」。悩ましいところが多いものです。

ざっくり言うと、仕事でお金を使ったもの、仕事でお金がかかったもの、ということなのですが・・・。

今回の記事では、考え方を整理していきます。

個人事業主、フリーランスの支払いには3パターンある

  • 必要経費

売上を立てるために必要なお金。事業で収入を得るために使ったお金。ズバリ言葉そのもの。問題なく経費になるというもの。

例えば…事務所を借りている場合はその家賃、仕事用のパソコンを買ったときはその代金、出張でお客様のところに伺った場合はその交通費、などです。

  • 家事費

事業に関係ない、「私事」のお金。プライベートで使うお金。これは、100%経費になりません。

例えば…友達と居酒屋で一杯飲むときの飲食代、趣味に使うお金、自宅に据え付ける家具を買った、など。

  • 家事関連費

→悩ましい。完全に仕事で100%使っているとも、プライベートで100%使っているとも言い切れないお金のこと。どこまで経費にできるのか?

この「家事関連費」、以下のチャプターで解説します。

家事関連費を経費にするポイント

「事業で使う部分とプライベートで使う部分がはっきり区分けできるかどうか」です。

ここが唯一と言っていいポイント。

とはいえ、これだけではなかなかイメージがつかないと思いますので、具体例。

  • 2階建ての住宅を借りて仕事をしている。1階の部分を仕事をしたりお客様と打ち合わせに使い、2階部分は完全プライベートに使っている

→家賃の半分は経費。

  • 自動車を買ったが、プライベートでも仕事でも使っている。

→プライベートと事業で使った割合を出して、事業分だけ経費にできる。

  • 床面積100㎡の自宅のうち30㎡分の部屋を仕事専用にしている。

→電気代の3割を経費にする。

という具合でしょうか。

なぜ経費になるのか、自分で説明できるかどうか(一番大事)

コレにつきます。

Q:この支払い、どうして経費なんですか。

A:周りの仕事仲間も経費にしているので。

Q:どうして払ったお金の半分だけ経費にしているのですか?

A:なんとなくです。

だと困ってしまいます。これでは税務署のいいようにやられてしまうかも。

「○○という理由があるので、これは経費になると考えました」

「○○という理由なので、○割を経費にしています」と説明できることが大切。

それに、考え方を間違っていても大丈夫です。指摘されたときに訂正すればいいんです。

もし、どう説明すればよいかわからない、理由を考えるのを手伝ってほしい、ということであれば遠慮なくご相談ください。

【編集後記】

昨日は朝から市ヶ谷へ打ち合わせに。帰路、池袋に寄って買い出し。

その後は図書館に寄って予約していたものを受け取り、夕方に帰宅。

夜半から毎日のブログ更新。

外を歩き回って疲れた。